本日、映画『ユナイテッド-ミュンヘンの悲劇-』のトークショーを行いました。

●日時 7月2日(月) 18:30〜 
●場所 アキバシアター (千代田区神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル2F)
●ゲスト:中西哲生さん(42)

●中西さんコメント:
香川選手の契約でこの映画の注目は上がると思う。マンチェスターUというのは、サッカー界の歴史の中でいろいろな象徴であるチーム、オールドトラフォードに赤いユニフォームを着た日本人が立つというのはとんでもないこと。オールドトラフォードにはマンチェスターUに所属している国の選手の国旗が掲げられているので、日本国旗が並ぶと思うだけで、鳥肌が立ちます。映画を見て、泣きました。これだけのことがあって、今の状態まで復活してきたなと。グランパス時代、92年6月に旧ソビエトに不時着したことがあって。ソ連から12時間以上出れず、機内の食べ物もなくなって、違う飛行機に乗り換えるときも銃を構えた人たちに囲まれたりして、それは怖かったです。映画の中に出てくる選手は全員亡くなったわけではないけれど、昨日まで一緒にいた選手が亡くなる姿をみたりしたら、ショックでプレイはできないでしょうね。

今日、オリンピックの代表男女18人ありましたが、いろいろ事情があったのかなと思うことがありました。男子は所属チームとの事情で選べない選手がいたということですね。海外に所属している選手は、サッカー協会も全力で交渉するのですが、給料を払っているのがチームなので、プライオリティの低いオリンピックに出してけがをされたくないという事情があるのではないでしょうか。女子は、リスクを背負っていないという印象。ワールドカップ優勝の経験を重視して、怪我上がりの選手、岩清水、岩淵、丸山が選ばれました。この3人の試合勘が戻ることと、怪我が早く治ることを祈りたいですね。