6/30（土）、ラブ&エロス シネマ・コレクション2nd シーズン“Summer”の第三弾、丸純子主演「セカンドバージンの女　 通り雨」が初日を迎え、30日（土）は初日舞台挨拶として、丸純子、小林優斗、高橋洋、諏訪太朗、成田裕介監督が登壇しました。

丸純子：脚本をいただいたときにはいろいろ考えました。レイプというエプソードが出てきますが、現実にそういう被害にあって苦しんでいる女性はいらっしゃるので。でもこの映画の中で描かれているのは、「未来に向かって生きて行く“生”だな」と思って、挑ませていただきました。現場は、最初はとても緊張しましたが、監督は本当にすごい方なので、これからの役者としての考え方や心構えを変えていただきました。緊張感のある現場でした。みんなが一つのものに向かって作り上げた作品です。

小林優斗：現場中は一人でいたかったですね。本能的に。普段も一人でいる事が多いです。

高橋洋：小林くん演じる啓輔のお兄ちゃん役をやらせていただきました。僕は姉と兄がいるんですが、弟がいるって初めてで。積極的に話しかけてコミュニケーションを取りました。

諏訪太朗：どんな役所かというと、丸さん演じる真由美が勤める会社の上司なんですが、この風貌ですので想像すれば彼女に何をするかはわかると思います（笑）駆け出しのころに崔洋一、成田裕介という監督はちょっと怖い印象がありました。ほんの少しでしたけど、成田さんと一緒にやれて、初めてやったころより大人になったのかなという楽しさがありました。

成田裕介監督：僕は舞台裏では役者さんとベタベタ付き合うタイプじゃないから、小林くんにとってはうってつけ、丸さんにとっては突き放しちゃったかな？この作品はオールサイレントで後から音を入れる方式でやりました。欧米のやり方が当たり前になって行く中で、日本では当たり前だったこの方式をもう一度やってみたいという試みです。この年になってこの短い撮影時間でできるか、さすがに堪えたというのが感想です。
しかしこういう場に立たせてもらってお客さんに会うと、「もう一回やっちゃおうかな」と思えますね。

なお、7/5には丸純子×小林優斗のトークショーを予定。