この度、6月23日より全国公開となりました映画『LOVE まさお君が行く!』の大ヒット上映を記念して、本日6月30日(土)に大ヒット御礼舞台挨拶&囲み取材が行われ、木下隆行(TKO)さん、大谷健太郎監督が登壇いたしました。

木下隆行(TKO)さんと大谷健太郎監督が登場すると、会場からは大きな拍手が。壇上では、映画の中で描かれる人間と犬の絆にのなぞらえて、木下さんが自慢の愛犬への愛と絆、そして相方の木本武宏さんとのエピソードなどを披露しました。
また、最後には大谷監督と木下さんから、大ヒットへの感謝の言葉と共に、更なるヒットへの思いが語られ、大盛況のうちに大ヒット舞台挨拶は幕をおろしました。

【大ヒット御礼舞台挨拶 概要】
■日時:6月30日(土)16時〜
■場所:新宿ピカデリー
■登壇者:木下隆行(TKO)、大谷健太郎監督
■MC:繁田美貴(テレビ東京アナウンサー)

【ご挨拶】

●木下隆行(TKO)さん:
広末さんのお兄さん役を演じさせていただきました。
クレームは受け付けておりません(笑)。
今日はどうもありがとうございました。

●大谷健太郎監督:
公開されて、たくさんの人から、笑ったよとか泣いたよとか、面白かったよとか声をかけてもらって、観ていただいたお客さんに少しでも暖かい気持ちになってほしいと思って作ったんですが、逆に観て頂いたお客さんの方から凄く温かい言葉を掛けてもらって、自分が温かい気持ちになっています。
『LOVE まさお君が行く!』という映画を監督して本当に良かったと思っております。ありがとうございました。

【質疑応答】

●MC:
芸人松本君と犬のまさお君との絆に感動した方も多くいらっしゃるのではないかと思いますが、実際に犬を飼われている方にとってはより愛犬との絆を深めるきっかけになった人も多いのではないかと思います。
ところで、木下さんは実際に犬を飼われているということですが、映画をご覧になった後で愛犬との関わりに何か変化はありましたか?

●木下:
今までよりも、ワンちゃんと僕自身の関係が深くなったような気がします。
より話しかけるようになったし、仲良くなれたと思います。

●MC:
そのワンちゃんのお写真を本日はお持ちいただきました。

●木下さん:
(写真を見せながら)ちょっと遺影みたいになってるんですが、写真を持ってきました(笑)。

●MC
このワンちゃんはトイプードルですか?

●木下さん:
この子は、ティーカップトイプードルなんです。
僕と並べると、まるでプーさんとピグレットみたいですよね(笑)。
相当小さいので、片手に乗るくらいの大きさなんですが、もう本当に可愛いんですよ。

●MC:
どこが好きですか?

●木下さん:
肉球が好きですね。頬に押し付けると気持ちいいんですよね。
肉球フェチですね(笑)。あと癒されますよね。仕事で疲れて帰って来た時、スベり倒して家に帰ってきた時もちゃんと話を聞いてくれますし(笑)。

●MC:
木下さんにとって、ワンちゃんを一言で表すと何ですか?

●木下さん:
まさに“君は僕だ”という感じですね(笑)。

●MC:
監督はワンちゃんを飼われたことはありますか?

●大谷監督:
僕は飼ったことがないんです。
でも、今回のラブ君はワンちゃんである以上に、映画の主演男優なんですよ(笑)。監督をしてきた中で、初めての言葉の通じない俳優さんという感じでした。どうやって、自分の思いとか狙いを伝えればいいのかというのも、間にスタッフやドックトレーナーさんがいて、その向こうにワンちゃんがいるという状態の伝言ゲームみたいに、こうしたいというのを伝えていきました。

また、何時間も撮影が押してしまうこともあり、他の役者さんを3時間くらい待たせてしまうこともあって、冷や冷やすることもありました。

でも、必ず撮影の中で、すごく良い芝居良い表情、良い演技をしてくれるので、いつも「やってくれるな、ラブちゃん」と思いました。

だから、ストレスがたまらないんです。本当良い表情でこちらを見つめ返してくれるから、「ありがとうございました。お疲れ様でした。」
という感じになりました。

●MC:
どんなに待たされても、それだけ応えてくれるという感じですか?

●大谷監督:
ワンちゃんには人間にない不思議な力があるんですよね。
人間同士の現場であれば、ピリピリすることもあるかもしれないんですけど、まさお君がいることで、何かあってもどんなに大変でも、最終的には笑って「まさお、ありがとな」となるので、それがこの映画の持つ不思議な力だと思いますし、それが、そのまま映画にも出ていると思います。

●MC:
俳優としての木下隆行さんはいかがだったでしょうか?

●木下さん:
そんなん目の前で聞かんといて(笑)

●大谷監督:
真面目な話しになりますが、ここまでくるのに凄く苦労されてると思うんですよ。人生の年輪というか人生の奇跡が顔や姿や存在に現れていて、昨日今日の俳優とは違う魅力とオーラがありますよね。
勿論、お笑いのセンスもあるわけですし、凄く貴重な方だと思います。
どんな役がいいかなと言う前に、“ポスト笑福亭鶴瓶さん”という感じがします(笑)。

鶴瓶さんも年齢と共に積み重ねてこられていて、若かりし頃のアフロヘアの頃とは違う今があって、『ディア・ドクター』などでは、素晴らしい演技を披露されていますよね。
木下さんには、そういう風になって頂きたいというか、一緒にそういう映画を作っていけたらいけたらいいなと思いました。

●MC:
もう1度木下さんをキャスティングするとしたら、
どんな役を演じて欲しいですか?

●大谷監督:
政治家の秘書役など、社会派映画とかをやってほしいですね。
鶴瓶さんとかも外科医とか演じていらっしゃいますし、単純ではない、複雑な役を演じてみてほしいです。

でも、今回演じてもらった役もそういう部分があるんですよね。
“広末さん演じる里美のお兄さん”というのも、妙な違和感がありますよね。でも、その違和感に引きずり込んでしまうところが魅力ですよね。

木下さんは、元々スリムでしたし、かっこよかったですし、
色気もありますよね。

●木下さん:
いやいや、元々とか、昔は・・・みたいな言い方は、
やめてくださいよ(笑)。

●MC
映画では人と犬がコンビを組むストーリーでしたが、例えば木本さんと愛犬と、もし木下さんが新しい相方を選ぶならどちらが良いですか?

●木下さん:
ワンちゃんですかね(笑)。
まぁ理由としては、相方は肺炎になってしまったので・・・。
わんちゃんは肺炎にならないでしょうからね(笑)。

【最後のご挨拶】

●木下さん:
是非、もう一度観てください!
まさお君、香取さん、広末さん、僕、それぞれ違う目線で見れるので、また違う発見が出来ると思います。

●大谷監督:
僕自身、もうすぐ5歳になる息子がいるんです。
自分の撮った映画を初めて息子と一緒に行ったんですが、息子は、僕に全部ストーリー話してくれるんですよね(笑)。
家族みんなで観てもすごく楽しめる映画だと思います。

僕が観に行った時も、周りの子供達もすごく笑ってくれているかと思えば、年配のおじさんが涙を流していたり・・・。本当にファミリーはもちろん、幅広い年齢層の方々も、友達同士で誘い合って楽しめる映画だと思いますので、是非皆さんも周りの方を誘って、“まさお君の輪”を作っていってほしいと思います。