本作は、大切なパートナーがいても他に惹かれてしまう異性が現れてしまう“一瞬の心の隙”や、忘れられない昔の恋人との再会で揺れ動いてしまう気持ちなど、誰もが陥ってしまう普遍的な恋愛のテーマを丁寧に描き出したお洒落なラブ・ストーリーに仕上がっています。

そしてこの度、映画の公開を記念いたしまして、映画番組のMCも担当し、様々なメディアで活躍中の人気タレントの福田萌さんと“太め女性恋愛応援カウンセラー”として数々の女性たちの悩みに答える“恋愛のエキスパート”羽林由鶴さんという“恋愛応援団”のお二人をゲストに迎え、恋愛トークショーを行いました。当日は、映画のテーマでもある<恋と愛の違いについて>ほか、様々なリアルな恋愛談義で盛り上がりました!

【日時】 5月10日(木) 12:30スタート
【登壇者(予定)】 福田萌(26)、羽林由鶴(太め女性恋愛応援カウンセラー)
【ご取材場所】 シネマート六本木試写室 地下1F スクリーン3 (東京都港区六本木3-8-15 B1F)

MC:本作をご覧になられたご感想を簡単にお伺いできますでしょうか?
●福田さん:
「終わり方が印象的で、見終ったあとにこれからの人生をどうすればいいか考えさせられました。どの方にも共感できて、
女子会とかで友達と一緒に見てディスカッションしたくなる映画でした。」
●羽林さん:
「シチュエーションは普通の女の子とは違うけど、人間関係の本質が描かれていて、よくぞここまでやったな!って感じでとてもリアルでしたね!」

MC:まず映画では、夫のマイケルが同僚の女性と惹かれあっているのではないかしら?と気づいてしまったジョアンナが、浮気をしている確証はないけど、女の勘が働いたのか、問い詰めるシーンがありますが、もし自分がジョアンナの立場だったらどうしますか?
●福田さん
「まだ結婚したことがないので夫婦生活がよくわからないけど、疑うことがあってそれがぬぐえなければ、モヤモヤしてしまいますね。黙っていることが出来ないので、ぶつけてしまいますね。自分で抱えて悲しくなって泣いちゃいます…。相手にどうしたの?と聞いてもらうみたいな…」
●羽林さん:「それは意外とずるいですね〜(笑)相手にはどんな言葉を期待するのですか?」
●福田さん:「それは「そんな思いをさせてごめん」とか。泣いていると、相手の方がアタフタするので、本音が聞ける気がして…。」
●羽林さん:「それは危ない!男が女の涙に弱いのは事実ですが、そこで男は「やばい!」と思って涙を止めたいので、いい事しか言わないの。その後の優しさはサービス愛です。本当の愛じゃないんです。」

MC:一般的に相手の浮気を疑ったときどうしたらいいのでしょうか?
●羽林さん:「責めちゃだめ。「話したいことがある」とか「あのさあ」といきなり言うのはダメです。仮に怒鳴ったり問い詰めたりして、気持ちが自分に向かなくったら、サービス愛になってしまうので、相手が「やっぱりこの人がいい」と思わせないと!楽しいことしたり、美味しいものを食べている時にチラっと言った一言がホンネです。2人で楽しいことをしている時、映画の後とか、デートの時に「あのさ、あの時のあれ心配」って言う。相手は何の警戒もないからホンネが出ますよ。そこでぎょっとしたら、何かやった証拠です(笑)。その先が重要です。浮気した相手の答えを聞いたら福田さんはどうしますか?」
●福田さん:警戒して見守るかな?
●羽林さん:でも、その後は全部の行動が不信に思いますよね?突き詰めて浮気が分かって、その後幸せなれますか?疑惑を持ったまま一緒にいられるかってことです。信じられる?この人じゃないと嫌!って思わせるには、楽しいときに、聞かれて、それでも自分を責めない彼女はやっぱり大切だと思うんです。」
●福田さん:「女はどっしりと、ここにいますってしていた方がいいですか?」
●羽林さん:「彼が仮に浮気したとして、「次に浮気したら別れると」って言うのはダメです。一回目を許す人は、二回目も許すから相手はこの人は別れないと思って安心する。こういう人と分かった時点で、自分に必要か必要じゃないか自分で考える。先ににポイッとした方が、後々にはいいかもしれませんね。」
●福田さん:「断舎利ですね(笑)」

MC:先日実施したアンケートでは、「見て見ぬふりをする」という女性の意見が一番多かったそうです。この結果は、恋愛カウンセラーという立場から見るとどう思いますか?
●福田さん:「え?大人!」
●羽林さん:「大人じゃないよ!見て見ないふりをすると、余計に意識しちゃう。何々しちゃダメ!と思うと、意識はそこに行っちゃうんです。女の子は何で見て見るふりをするんでしょう?」
●福田さん:「え?苦労をつかむため?」
●羽林さん:「(笑)やっぱり勇ましいですね!」
●福田さん:「たいていの女の子は逆です。自分がフラれるのがイヤだから。福田さんはかわいいけど、勇ましいですね!」

MC:この4人の登場人物の中で誰が一番自分に当てはまるでしょうか?
・ジョアンナ:キーラ・ナイトレイ演じる夫の浮気心を疑いつつ、夫の不在中に元カレにばったり再会する。
・ローラ:エヴァ・メンデス演じる、マイケルの同僚。自分の気持ちに素直な女性。
・マイケル:サム・ワーシントン演じる、結婚3年目、同僚のローラが気になる。
・アレックス:ギョーム・カネ演じる、ジョアンナの元カレ。ジョアンナが忘れられない。
●福田さん:「主人公の夫婦目線で映画を観ていたので、最初、近寄ってくるアレックスとローラは悪い人に見えていたけど、観終って考えてみると一番今後が気になったのはローラでした。彼女はストレートで自分の気持ちを伝えて、もしダメだったとしてもきっと前に勧めるパワーがあると思いました。この夫婦は一回理性が働いてモヤモヤしてしまっているので、ずるずる引きずられていった気がする。一番竹を割ったような行動力があるのは彼女かと思って一番似ているかなと思いました。」

●羽林さん:「はずれですね(笑)。ローラが一番行動が激しい分、一番未練たらしい。亡くなった旦那さんを引きずって先に進んではいない。彼女は過去に情熱的な日があったのに、別れてしまって引っかかっているんだと思います。
主人公の女性は一番受け身なようだけど、あの下着観ましたか?夫の前ではスポーツブラのようなものなのに、元彼と会うのには勝負下着を着ている。その勇気がない。でも事故があったら、彼からのアプローチがあったりしたらどうなったか分からない。だから、可能性でいうと、どの人でも浮気する可能性があると思うのです。最終的に楽しかったと思える恋愛はしていないと思う。」
●福田さん:「それが、見抜けなかったのは私も恋愛力が低いですね。」
●羽林さん:「そんなことないですよ!まだ若いからです。後10年20年経つと分かりすぎてつまんなくなりますよ(笑)」
●福田さん:「でも私のような20代も楽しめるし、いろんな経験を経た方もこれはこうと分析できたり、いろんな年齢に共感できる映画ですね。」

MC:羽林さん、福田さんは竹を割ったような感覚で恋をするローラが一番自分に近いと仰っていましたが、いかがですか?
●羽林さん:「やっぱり分かってる!勇ましいですね〜!素直ってことですね!」

MC:一方、ジョアンナも昔の忘れられない恋人に再会し、夫を愛しているけど、元彼にトキメいてしまいます。観客はその彼女の行動にこの映画のテーマでもある「恋と愛の違い」ついて考えさせられるかと思うのですが、福田さん、羽林さんにも「恋と愛の違い」について考えてきていただきました。それでは発表して頂きましょう!まずは福田さんからお願いいたします。
●福田さん:「“恋とはキラキラ、愛とはほかほか”です。恋をしている時はおしゃれに気を遣ったりとか、ダイエットしたりとか自分を磨こうとして、ご飯も食べれないくらい胸がいっぱいになっちゃうのがキラキラだな〜って。愛を感じている瞬間、例えば家族と一緒に入る時は落ちいていたり、自分が自分らしくいれたり、恋の時みたいに頑張らなくても、受け止めてくれるのが愛かなと。」
●羽林さん:「かわいいですね!私は“恋とは感情、愛とは感覚”。感情は無視できない。恋した好きの時は相手の一言に一喜一憂したり、それは感情。感情は自分では制御できない。どうしようもないところで、直ぐに悩んだり、直ぐに浮かれたり。愛は感覚だと思う。例えば冷たいと思うものをずっと触っていると分からなくなって、麻痺してくる。感覚はドンドン鈍くなっていくので、あるのが当たり前だと感じにくくなる。恋も愛も見えないから、受け取る力がないと見えなくなる。冷めてきたなと思っていても、そこには沢山の愛があったりするんです。」

MC:最後に一言ずつご挨拶をいただけますでしょうか。
●福田さん:「全ての恋愛する方に映画見て欲しい映画です。特に女子会とかの中で色々ディスカッションしてもらいたい。見終った後にこの人に共感したとか、誰が好きとか話して、もっともっと恋愛して欲しいと思いました。」
●羽林さん:「結婚にあこがれている人、結婚したいと思っている人に失敗する前に是非見てもらいたい(笑)。結婚したけど、平凡でこんなもんかな?と思っている人にも、地獄になる前に見てもらいたいです(笑)」