2008年に角川書店より刊行され、多くの作家が絶賛し、瞬く間に多くの読者の心を捉えた「テンペスト」。
舞台化、NHK BS時代劇でのドラマ化を経て、沖縄返還40周年を迎える2012年、本日より、角川映画初の3D映画として『劇場版テンペスト3D』がついに公開を迎えました。

本日1月28日(土)、主演の仲間由紀恵さんのほか、谷原章介さん、塚本高史さん、高岡早紀さん、GACKTさんら豪華出演陣が登壇し、初日舞台挨拶を行いました。

■日時:1月28日(土)
■場所:丸の内ピカデリー3(有楽町マリオン新館5F)
■登壇者:仲間由紀恵、谷原章介、塚本高史、高岡早紀、GACKT

豪華キャスト陣が舞台上に姿を見せると、割れんばかりの拍手が沸き起こり、満席の会場から温かく迎えられました。
登壇者が自身の役づくりや撮影時のエピソードを披露すると、客席から笑い声がもれる場面もあり、会場は熱気に包まれました。
また、本作のキーポイントになる‘龍’にちなみ、登壇者一人ひとりが、2012年‘辰’年の決意を色紙にしたため発表いたしました。

さらに、本年の頭に映画スタッフがヒットを祈願し目を入れた‘辰’だるま’が登場!最後に登壇者を代表して仲間さんより「天に昇る‘龍’のように、大ヒットしてほしいです」と熱いメッセージが送られました。

【舞台挨拶 Q&A】
—一言ずつご挨拶をお願いいたします。
仲間さん:初日を迎えてうれしいですが、手放すような感じで
少し寂しいですね。胸がいっぱいです。

谷原さん:先日、沖縄舞台あいさつに行ってきましたが、
熱気がすごかったですが、今日も負けないぐらいすごいですね。

塚本さん:僕は3Dでまだ見ていないので、今日のお客さんは
僕より大人ですね!(笑)ぜひもう一度来てください!

高岡さん:私は3Dで観ましたよ。龍が飛び出てきて、すごかったです。

GACKTさん:みんなの徐丁垓です(笑)。素敵な仲間とこの作品に携われたこと、
自分の故郷に貢献できたこと、みんなに沖縄の歴史に触れてもらう機会ができたことが
とてもうれしい。

—なかなか難しい役どころでしたね。外国語もたくさん話されるんですよね。

仲間さん:英語とフランス語、ドイツ語、中国語ですね。
みんなの徐さまと対決もさせていただきました。
真鶴は琉球を愛する強い信念を持っていて、私にとっても
憧れの存在です。
寧温はどんなことも乗り越えられる強さが好きです。

—殺陣のシーンなど、あの時代で独特なものがあったと思いますが、
どうでしたか?

谷原さん:示現流です。みんなの徐さまと戦ったシーンは、大変でした。
前日に雨が降っていてぬかるんでいたのと、木の根っこがでこぼこしてて、
結構危ないシーンでした。

—撮影の現場はいかがでしたか。

塚本さん:本番5分前までしゃべっているぐらい仲良かったです。

谷原さん:寧温が男の格好で、おかまっぽい話し方をしたりしてね(笑)。

—高岡さんの聞得大君、そしてGACKTさんの徐丁垓。
お二人のインパクトはものすごかったですが、
どのような役作りをされたのでしょうか?

高岡さん:本当に個性的な役柄でした。由紀恵ちゃんが「もっといじめてください」
って言ってくるの。でもそんな感じじゃないとやってられないぐらい
厳しいシーンが多かったから。

GACKTさん:徐さまの特徴の長い舌で口を閉じられなくて、
よだれがたれっぱなしで、この映像が使えないんじゃないかと
心配したぐらい。やりすぎたかなと思ったけど、みんなの
徐さまがやれてよかった。

—仲間さん、高岡さんが浅倉、朝薫、徐丁垓で、実際に付き合うとしたら誰がタイプですか?

仲間さん:厳しいですね。悪いほうから言うと・・・(GACKTさんを見ながら)

GACKTさん:この質問、ダメだよね。僕を抜いてくれない?(笑)

高岡さん:私はもちろん徐さまです!

—さて、今年は辰年です。
「テンペスト」も嵐の中、龍たちが空を駆け回るシーンから始まります。
主人公真鶴( まづる )は「龍の子」。
まさに「テンペスト」は辰年のための映画ですが、ここで皆さまから
2012年辰年の決意を発表していただきたいと思います。

GACKTさん:辰年にかけて、「天翔る龍の如く」

塚本さん:「家族愛」。ぜんぜん辰年にかけてなくてすみません!

仲間さん:「絆」。この作品の中でも、琉球と清国と薩摩と、その時代の
人々の絆がつながって、今の沖縄があると考えると、「絆」を大事にしたい
と思いました。

谷原さん:昨年は震災などいろいろあったので、天翔る龍を見ながら「上を向いてあるこう」。

高岡さん:天翔る龍を見ながら上を向いて、「華麗 奔放」に、です!