紫式部が創出したと言われる『源氏物語』が誕生してから千年。世界文学史上に燦然と輝く”日本が生んだ偉大なる恋愛小説”『源氏物語』に「どうして、この物語が生まれたのか」というミステリー要素を加えて、新たに紡がれた物語、映画『源氏物語 千年の謎』(12月10日公開)。この作品がついに完成したことを記念して、撮影の地ともなった古都・京都にて、光源氏役の生田斗真さん、紫式部役の中谷美紀さんを迎え、ワールドプレミアイベントを行いました。

【日程】11月2日(水)
【場所】京都・平安神宮、TOHOシネマズ 二条、MOVIX京都、T・ジョイ京都
【参加者】生田斗真、中谷美紀、鶴橋康夫監督

国の重要文化財にもなっている京都・平安神宮の應天門(おうてんもん)を特別にライトアップ! 平安貴族さながらに、牛車に乗った生田斗真さんと中谷美紀さんが、華麗な和装に身を包んで登場しました。二人は鮮やかな朱色の門を背景にして、しとやかにフォトセッションを行った後、本殿に移って映画の大ヒットを祈願しました。

さらに、鶴橋康夫監督を加えた3名は、京都市内の映画館TOHOシネマズ 二条、MOVIX京都、T・ジョイ京都で行われたワールドプレミア試写会にも、サプライズで登場。大歓声で迎えられた3名はこの日、合計1,200名のお客様にむけ、舞台挨拶を行いました。同日に京都市内3か所で連続して舞台挨拶を行うのは史上初の試み! また角川映画製作の当作が松竹、東映、東宝の直営劇場を一気に舞台挨拶でジャックするという、映画会社の垣根を越えた大規模なプロジェクトとなりました。千年前に同地で誕生した『源氏物語』を、時を越え、秋の京都から世界に向けて発信しました。

以下コメントです。

≪生田斗真≫
今日は平安神宮という、イベントもなかなかできないであろう国の重要文化財で、このような席を設けることができて大変光栄です。平安時代は牛車が主な移動手段だったと思いますが、乗り心地は… 正直あまり良くありませんでした(笑)
ただ、乗っているときは身が引き締まる思いでした。撮影中も使われたものなので、とても懐かしかったです。
牛車の中で、中谷さんとも話していましたが、イベントの規模といい、色々な映画宣伝の展開といい、我々はすごく大きな映画に関わらせていただいたんだなぁ…と。
京都には撮影中も長く滞在したので「ただいま」という気持ちで今日を迎えています。舞台挨拶で京都の3劇場を一気に回るということは史上初とお聞きしました。京都の方々にいち早くお観せすることができて大変うれしく思っています。
日本が誇るべき「源氏物語」を京都から世界に発信することができてうれしいです。世界中の人に観てもらい、日本の美しさを再確認してもらいたいです。

≪中谷美紀≫
特別にライトアップされた平安神宮は、昼に見るよりまた一層きれいですね。紫式部という役ができてとても光栄でした。
牛車には初めて乗りました。外から牛車の中は見えませんが中からは良く見えるんです。人の秘密を覗き見るような不思議な気持ちがありましたね。また、自分(紫式部)が書いた物語の稀代の貴公子、光源氏と二人きりで乗っているかと思うと、ドキドキしました。本来紫式部と光源氏は出会うことはないけれど、この映画の中では出会うことができる、という設定です。そしてどうしてこの物語が描かれたのか、是非ご覧になって確かめてください。
こんな時勢だからこそ特に、みなさん愛国心の高まっている時期かとも思います。日本が誇る「源氏物語」という作品をこうして届けることができてうれしく思います。この作品を観て、日本に生まれて心からよかったと心から思えました。

※平安神宮の建立は1895年。映画のイベントは史上初です!!