10月29日公開の映画『姉妹狂艶』の初日舞台挨拶のレポートをお送り致します。姉妹役を演じた範田紗々さん、木下柚花さん、そして東ヨーイチ監督を招いての舞台挨拶となりました。

【姉妹としての初共演について。】
木下「この作品を通して紗々ちゃんと出会ったんですけど、すごい女優さんだってことは前々から知っていたので、ちょっと天狗だったりしたらどうしようと思ってたんですけど、初対面からすごい話しやすいなっていうのが第一印象で。東監督にも「2人は本当に似てる」と言って頂いたので、それが励みになりました。」
範田「紗々の方が年齢は上なんですが、年下役をやってしまって本当にすみませんっていう気持ちでいっぱいです。姉妹役ということで、雰囲気とか、どこかしら似たような子が来るんだろうなと思っていたら、紗々とは正反対の、清楚な柚花ちゃんでした。やっとアドレスも交換できて仲良くさせてもらっているので、清楚な感じを学んでいきたいと思います。」

【本作に出演した感想。】
木下「初めての演技をした作品が映画ということで、ちょっと敷居が高いんじゃないかなという不安はあったんですが、すごい楽しかったです。出来ればまた東監督作品で活躍していけたらなあと思っています。」
範田「紗々にとっては、この作品に出演できたことが本当に凄いことで、初めてオーディションで監督にお会いしたときに、監督は覚えてらっしゃらないかもしれませんが、メイクが濃いって言われたのと、年の割には色気が無いって言われて、絶対落ちたなと思っていたんですけど、本読みに呼ばれた時には本当に嬉しかったです。」

【印象に残ったシーンについて。】
範田「一番好きなシーンは、柚花ちゃんと一緒にダーツバーでお酒というか、ジュースを飲みながら、女性同士は恐いなっていう会話をしているシーンです。」
木下「普段とは全然違うタイプの女性を演じていて、妹を目の前にして「取替えっこしない?」なんて普通言えないですもんね。そういうセリフだったり態度だったりっていうのを出せたので、自分の新たな一面が出せたということが、印象に残っています。」

【エロバリ第二弾について。】
東「ちょっとだけ場内を覗いていたんですけど、恥ずかしくて外に出てしまいました。かなりエロっぽいですよね。これ俺が撮ったのかなって恥ずかしい感じがしましたけれど、冗談で撮っているわけではなくて、こういう作品は本気でやらないとお客さんを騙せないんですよね。オーディションで来たときに僕の頭の中ではこの2人だって決まってたんです。非常に印象が強かったのは、すごく素直でね、監督に噛み付く女優さんも居て恐いんですけど、この2人は非常に素直で、何の衒いも無く平気でやってくれました。普通の君たちで良いよという演出はしました。撮影もとても楽しかったんだけど、3日間で終ってしまったので、残念でしたね。」

【副音声について。】
木下「副音声なりの楽しみ方があるなって思いました。ただ単に説明しているだけじゃなくて、感情を込めて説明して下さっていたので、副音声なしバージョンでも、ありバージョンでも2通りで見ていただけたら面白いのかなと思います。」
範田「副音声のついた作品って初めて見たんですけど、副音声だけ聞いても楽しめるなって思いました。自分が参加しているのに、違うものを見ているような感じで2度3度楽しめました。」
東「障がいのある方に見ていただくことを前提にして作っているものですから、非常に細かい操作をしていましてね、付き添いの方も観にこられるし、健常者も観に来られるわけで、そういう人たちがうるさいなと思ったら終わりなわけです。また、副音声を楽しみにして来たのに、本編の音が大きくて聞き取れないなどの不都合があると困るので、通常とはまったく別のサウンドトラックを作っているわけです。あくまで副音声がちゃんと聞こえながら、映画の雰囲気を殺さないようにということをやっているんです。」

【『姉妹狂艶』の続編について・・・】
木下「もちろん続編ありますよね?東さん?」
範田「続編恐いよね、また取られちゃうんでしょ?」
木下「仕返しされるかもしれない・・・」
範田「あのパターンは絶対もう、ねまた2人楽しんじゃう感じでしょ?続編は幸せな感じにしてください。」
東「撮影現場でも、これは続編あるよねって話しをしてたんですよ。でもそれを決めるのは僕じゃなくてプロデューサーだからね。」

★当日は、先着でTENGAさんよりご提供頂いたTENGA EGGも配布されました。

★『姉妹狂艶』その他のイベント情報★
10月30日(日)速見今日子による副音声生ライブ!
11月5日(土)上映後に範田紗々、木下柚花による初日舞台挨拶(アップリンクにて)
11月11日(金)上映後に範田紗々、木下柚花、東ヨーイチ監督による舞台挨拶(アップリンクにて)