第16回釜山国際映画祭:『マイウェイ 12,000キロの真実』記者会見(1/2)
一般には殆ど全貌が明かされていない日韓プロジェクトの『マイウェイ 12,000キロの真実』。
<極限状況の中で全てを失い、それでも“生き抜く”二人の男>を描いた、「マイウェイ」のこれまで明かされてこなかった映像が初公開されるということで、日本&韓国のみならず、国際映画祭の舞台で世界中のメディアが約1000名近く集まった。
会場となった世界最大の新世界百貨店にあるシネマコンプレックスCGVセンタムシティーのシアターで記者会見は行われた。
オープニング映像+ハイライト+メイキング映像+監督&出演者 質疑応答が行われ、オダギリジョー、チャン・ドンゴン、ファン・ビンビン、カン・ジェギュ監督がマスコミの前に登壇した。
Q1.(監督に)映画『マイウェイ』を作ることになったきっかけは?
4年前に初めてシナリオを見た時は、映画にしようとは思いませんでした。その後にSBSのドキュメンタリー(「ノルマンディーのコリアン」)を見てすぐに考えが変わりました。これは必ず自分で手掛けて映画にしなければという思いに、その日の夜は一睡もできないほど興奮が冷めなかったくらいです。
Q2.(監督に)『マイウェイ』というタイトルは有名な曲でもよく知られているように、すこしありきたりでベタな感じがするが、なぜこのタイトルにしたのか?
一番難しい質問ですね。私たちがいかなきゃ道。マラソンと夢に対する話。
私たちが一緒に歩む道。
実は最初反対が多かったのですが、僕はこのタイトルを愛しています。
Q3.(キャスト3人に)それぞれのキャラクター紹介と、特に重点をおいたことは?
J:損・魏ジョンを夢見る、おりんプック選手を夢見る
思わぬハプニングで日本軍にはいり。奇数な運命を歩んだ男
演技しながら、準市区を通じて伝えたいメッセージ、
最近変化と新しいものが多くなってるが、少しだけ力になれればと思ってます。
F:まいうぃえ映画で中国の女性軍。
スナイパー 百発百中
戦闘シーンが多い、JとOと演技できてよかった。
O:チャン・ドンゴンさんの今の説明がとてもわかりやすかったと思いますが、辰雄はジュンシクの隣にいるやつと思ってくれればと思います。ジュンシクは変わらぬ信念を持ち続けてそれを貫き通す役ですが、辰雄はさまざまな出来事に対して、辰雄自身が自分探しをして成長していく、変化をとげていく役柄になっています。
Q3.(監督に)制作費はどのように集めたのか?インターネットで話題になった写真から始まった実話というけど、どこまでがフィクションでノンフィクションか?
制作費の80%は、CJエンタテインメントとSK、10%は中国、残りの10%はその他の投資者から集めました。制作費は280億ウォンです。
ルーツをたどるのは全て実話に基づいていますが、マラソンという設定は映画上の逸話です。
Q4.(監督に)日韓中は、過去に痛みがある。映画を作りながらそのような部分をどうやって表現しようとしたのか。
とても敏感な部分ですね。でも本作は、加害者、被害者という事実にフォーカスをおくのでなく、第二次世界大戦戦争という渦のなかで夢を捨てずに夢をおいつづけることで、お互いを理解するというヒューマンドラマに焦点をあててるため、本質的には質問内容を表現してはいません。
Q5.(チャン・ドンゴンさんに)『ブラザーフッド』から7年ぶりに監督と映画をとるが監督が変わった部分は?
当時よりずっとお若い気がします。『ブラザーフッド』が終わって戦争映画はもうできないしやらないと決めていました。その当時の撮影もとっても大変だったし、韓国戦争を題材にした映画はもうできないとも思っていました。最初監督からお話をいただいた時は、まだ監督が演出を直接されるか決まっていなかったのもあり少し迷いました。でも、監督が直接演出を手掛けられるときいて迷わず出演を決めました。
Q6.(ファン・ビンビンさんに)日韓の美男子二人と共演した感想、ファン・ビンビンさんはどちらのがタイプか。
劇中だけでなく、お二人は普段でもとってもかっこいいです。演技をされているときはとてもカリスマがありますし。私は欲深いので二人ともそれぞれの魅力があるし、二人とも私のタイプです。どちらか一人とは言えません。(笑)
(Report:Yasuhiro Togawa)