本日、「地球にやさしい生活」の3週連続トークショーが行われました。
最終回の本日は“世界の省エネ生活ワークショップ”をテーマに丹羽順子さん(J-WAVEナビゲーター)とペオ・エクベリさん(環境コンサルタント)のお二人が、世界のエコ事情や日本でもできるエコのヒントを伝授してくださいました!

●10月23日(日) 
10:00〜の回 上映後(20分程度) 
登壇者:丹羽順子さん(J-WAVEナビゲーター)とペオ・エクベリさん(環境コンサルタント)
テーマ:“世界の省エネ生活ワークショップ”

【ペオさん】私も妻と映画と同じような生活をしてますが、1年でここまでの生活をしたというのがすごいなと思いました。
特にコリンがテレビのインタビューで「私達と同じチャレンジじゃなくても、自分の好きなライフスタイルを続けながら、楽しくエコを取り入れるのが大切」と言っていたのが印象的でした。映画が好きなら近くの映画館で見る、移動は車ではなく電車にする、旅行が好きなら乗り継ぎ無しの直行便でCO2を少なくすることができますよね。

【丹羽さん】奥さんが、買い物ジャンキーな典型的なニューヨーカーだったのに、チャレンジの苦労話を楽しそうにしていたり、料理もできなかったのにファーマーズマーケットにはこれからも通いたいと思うようになったり、徐々に変わっていく姿がリアルで楽しく見れました。
エコの大きな軸は“食”だなと感じました。1日3回そのチャンスがあるんだから、そこから見直す事は誰でも出来ることですよね。
(この映画を見てエコをしてるのは自分だけじゃないと安心したかったんです。エコしてると変人扱いされる事もあるんです…との質問を受けて)変人万歳でいいと思います!私はトイレを朝と夜の1日2回流すだけなんです。変人と思われるかもしれないけど、掃除していれば衛生的だし、トイレの水って1回で8〜10?の水を流しているから回数が減ると水道代も減って節約にもなりますよ。

【ペオさん】私は去年、中古マンションを購入して100種類ものエコリフォームをしたんです。
スウェーデンでの生活で学んだ“最初に正しい事をすると後は大変じゃない”という事を実践していて、トイレは最初から4?くらいの水で済む節水式を付けました。
毎年3000円の節約になるし、電気のコンセントもないから原発なしのトイレ生活です。
日本でも慣れ親しんでいるライフスタイルを見直すことが常識になってきていて、3.11以降は特に生活を見直そうとしているところなのでタイムリーな映画ですよね。エコって1人でやってると孤独で我慢しているようで暗い気持ちになってしまうけど、本当はメリットも沢山あるし、家族や仲間がいると周りに広がっていくし、今はエコしてます!と言える人の方がかっこいいと思います。

【ペオさん】コーヒーショップに行く時の目的は中身で紙のコップはではないんだから、レジでマグカップやタンブラーを選択することで節約にもなるし、
欲しいコーヒーも手に入りますよね。
タクシーの代わりに自転車を買っても1年で相殺できるんです。私の家ではゴミはコンポストに生ゴミを捨てるから1カ月でサッカーボールサイズの量しかでないんです。
スウェーデンでは、ゴミは資源とされていて生ゴミを捨てると法律違反になるんですよ。服はオーガニックコットンのものを選べば生ゴミとして出せますし、ゴミを捨てるのに費やす時間も1年で1日分節約できます。

【丹羽さん】日本では常識でも世界では非常識な事がまだまだあるんですよね。大量生産・大量消費・大量廃棄の生活があたりまえじゃない!と思わないといけないですね。
私は、エクスチェンジという洋服の交換会をしていて、着ないけど捨てるにはもったいない服にその服についてのエピソードタグを付けて交換し合うんです。
そのおかげで5年間洋服を買ってないし(笑) シェアするという事は本当に大事ですね。

【ペオさん】自分が1年間で地球にどれだけのインパクトを与えているか調べることもできるんですよ。
現在私たちは地球1.5個分使っていると言われていて2030年には2個分になると言われている。地球はたった1つしかないのに。
これからは頭も使ってエコライフスタイルを測らなければいけないですね。