10月14日、映画『わが母の記』が、第16回釜山映画祭(韓国・釜山)のクロージング作品として上映されました。上映に先立ち、原田眞人監督らが舞台挨拶を行いました。

現地は、あいにくの雨ではありましたが、今回のクロージングのチケットは記録的な即完状態ということもあり、上映会場である屋根付き屋外シアターでは、約5000人の観客が、原田監督らを熱狂的に歓迎しました。

■原田眞人監督 舞台挨拶のコメント
「この映画の中で雨や水について重要な要素として描いている。
この雨も釜山が歓迎してくれた証で、粋なはからいのような気がする。」

釜山現地の観客は、特に、樹木希林さんと宮崎あおいさんのコミカルなやりとりの部分に『大爆笑』し、また、ラストシーンに近づくにつれて、会場にはすすり泣く声が溢れました。

■現地の方の感想:
「自分の母のことを思って涙が流れた」
「世界中どこにでもある話なので共感した」
「役所さんは本当に魅力的な俳優だ」
「大泣きで、しばらく涙が止まらなかった」

【クロージング上映日時】10月14日 20:00(現地時間)〜

【本作からのクロージング上映舞台挨拶登壇者】
原田眞人監督、原田遊人(編集)、松竹 石塚プロデューサー

【過去の同映画祭クロージング上映作品(一部)】
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』庵野秀明総監督(第12回・2007)
『Dolls』北野武監督(第7回・2002)
『花様年華』ウォン・カーウァイ監督(第5回・2000)
『あの子を探して』チャン・イーモウ監督(第4回・1999)
『カンゾー先生』今村昌平監督(第3回・1998)

※2003年開催の第8回目のオープニング作品は、役所広司主演の
『ドッペルゲンガー』(黒沢清監督)