ジャッキー・チェン出演100作目にあたる記念すべき超大作『1911』(配給:東映)が11月5日(土)、丸の内TOEI他にて全国超拡大ロードショーされます。
近代中国の新たな道しるべとなった、1911年の≪辛亥革命≫から100周年を迎える2011年。この記念すべき年に、構想10年、製作費30億円をかけて製作された本作は、中国が世界に誇るスーパースター、ジャッキー・チェン自ら総監督・主演も務め、『レッドクリフ』のスタッフが贈るエンターテインメント大作となります。
この度、日本公開に先駆け、25日(日)にチャリティ・プレミアが開かれました。

【香港 チャリティ・プレミア】
■日時:9月25日(日)19:00〜~
■会場:香港コンベンション&エキシビション・センター
■登壇者:ジャッキー・チェン、リー・ビンビン、ウィンストン・チャオ

9月25日(日)19時、香港。香港島のワンチャイにある香港コンベンション&エキシビション・センターに、9月23日からすでに公開が始まった中国本土に引き続き9月29日(木)より公開される香港の『1911』チャリティ・プレミアのために、マスコミや政府関係者、招待客達が集まっていた。

ジャッキーは前日に行われたマスコミ向けの記者会見に続いて、ヒロイン役のリー・ビンビン、孫文役のウィンストン・チャオとともに、プレミア会場の「1911辛亥革命」と大きく書かれた金のパネルの前に敷かれたレッドカーペットに現われた。
香港が生んだスーパースター、ジャッキーが出席するイベントとあって、この日は150名ほどのマスコミが集まり、TVカメラも20台並んだ。

ジャッキーはグレイの上下のスーツでフォーマルにきめ、関係者たちと一緒にパネルを背に写真撮影に応じていた。隣に並ぶリー・ビンビンは、金のスパンコールを散らした黒の短いドレスに身をつつみ、髪は美しいうなじが見えるように結いあげ、会場に華を添えていた。ウィンストン・チャオは黒のタキシードで正装し、二人とともに並んで記念撮影におさまっていた。

会場内に設けられたステージ上で、続いて本日のプレミアを主催した若い世代の育成を目指した「ドラゴン・ファンデーション」のセレモニーが始まり、ジャッキーたち主演の3人も映画『1911』に関して語った。
出演100作目となるこの作品でジャッキーは、総監督と革命軍司令官・黄興(こうこう)役を務めた。総監督と俳優との両立について聞かれ「優秀なスタッフに恵まれていたので何も問題はなく、参加できたのはうれしかったね。総監督としては、歴史に詳しいチャン・リー監督にいろいろ教わったって感じだ。若い世代も、携帯やTVだけじゃなく、革命の歴史を知ってほしいな。親の世代にはぜひ、子供たちを連れて映画を観に来てほしい」と熱く語った。
 ジャッキー演じる黄興の妻を演じたリー・ビンビン(『ドラゴン・キングダム』)は、徐宗漢(じょそうかん)という革命に名前を残した女性を演じるにあたり、「100年前の実在の女性で、もちろん子供や孫の世代もいらっしゃるので、失礼がないように演じることを心がけました。外見を似せるのではなく、彼女の気持ちを演じようとしました」と、役に対する細やかな気配りをみせた。
『宋家の三姉妹』『孫文-100年先を見た男-』などの映画をはじめ、TVドラマも含め “中国革命の父”孫文(そんぶん)を何度も演じてきた台湾の国民的スター、ウィンストン・チャオ(『ウェディング・バンケット』)は、「孫文と僕は、メイクする前は70%ぐらい似ていて、メイクした後は80%ぐらい似ているよ(笑)。目が一番似ていると言われるね。革命の偉大な人物を演じられることは本当に光栄だと思う」と話した。

『1911』は10月22日(土)〜30日(日)に開催の第24回東京国際映画祭の特別オープニング作品に決定しており、ジャッキー・チェンはリー・ビンビンとともに来日を予定している。