矢沢あいのもうひとつの代表作「Paradise Kiss」—
すべての女の子の憧れと共感が詰まった、超人気コミックついに実写映画化!

2011年初夏女の子が大好きなキラキラが詰まったガールズムービーがついに誕生

この度、ITビジネス・英語/留学・クリエイティブを学ぶ、デジタルハリウッド大学では、本学の教員でもあり、映画『パラダイス・キス』の監督・新城毅彦氏と、プロデューサー・松橋真三氏をお迎えし、公開講座を開催。映画の企画から脚本、演出、ビジネス戦略など映画製作のノウハウから作品の製作秘話までたっぷりと語っていただきました。学生からの質問にお答えいただいたり、実際の映像を交えての講義は、来場者からも大好評!最後には、サプライズで監督とプロデューサーへブルーローズの花束をプレゼントしました!

松橋P:
(大人気作品である原作をなぜ映画化しようと?)日本には珍しい、女の子が大好きな映画を作りたいと思っていたので、2008年には正式なオファーを矢沢先生に出していました。他映画会社からも映画化のオファーが来ていたらしいです。そこで、プレゼンをして映画化をさせていただく権利を勝ちとりました。映画化の権利を獲得できたのは、具体的な企画書を出したのが良かったのかもしれません。

新城監督:
(原作ファンの多い作品の映画化について)わくわくしました。リスペクトしている作品だからこそ、撮りたいと思うので。映像化してみるとどうなるのか…という不安もありましたが。

松橋P:
(キャスティングについて)女優+モデルという部分もこなせる方ということで、早い段階で北川景子さんへオファーさせていただいていました。ジョージに求めたのは、知性と色気です。その当時から、向井さんは人気絶頂でしたし、北川さんと向井さんでビジュアルが見えてきました。時期的には撮影の1年前にはオファーしていました。街中でどんなキャストさんがいいかをヒアリングをしたこともありますよ。ヒアリングの結果をみると、イザベラは美輪明宏さんでした(笑)。

新城監督:
(原作の世界観は?)人それぞれだから難しいですよね。ただ、自分が感じたことを、表現したいと思い、紫たちの成長がキラキラとみえる映像を目指しました。(本作に込めたメッセージを聞かれると)ジョージのセリフをメッセージだと思ってください。暗い映画にはしたくないなとはずっと思っていたので、いかに華やかな映像を撮るかということにこだわりました。

松橋P:
(作品の評価を受けて)原作が色あせてない、ということだと思います。10代〜20代の人達が映画や漫画を見て感じることとテーマがぴったり合致したのかなと思います。

松橋P:
衣装をお願いするときに、最新の流行に合った服をイメージして作ってくれ!と伝えました。これは今までの日本映画にはないと思います。神戸コレクションとの連動など、最先端のファッションブランドを巻き込めました。
松橋P:
(YUIさんについて)台本が出来て撮影に入る前に、YUIさんに楽曲についてのお話をさせていただいていました。撮影中には、すでにデモが完成していて、現場でも聞かせていただきました。キラキラとしたオープニングに相応しい、素晴らしい曲です。

●質疑応答
Q:原作ものの映画化が多いと思いますが、そのことについてどう思われますか?
松橋P:
原作があるということは、その原作をどう解釈してどう新しいものを作ろうとするかが大事です。今の日本は原作の宝庫だと思うんです。むしろ、それを上手く活かせていない状況がすごく悔しいとすら感じます。今の日本に何が出来るのか、というのを世界から問われていると思います。

Q:SNSの活用法は何か考えていますか?
松橋P:
一般の方も、SNSの情報を100%真に受けて、という方はあまりいないのかなと思いますし、そこまで気にしていると本当に眠れなくなってしまうので(笑)。公開2週目でも、前週とほぼ変わらぬ興行収入を維持しているのは、一つの情報源からでなく、多くのSNSから情報がきちんと伝わっているからだと思います。
また、WEB上での展開の中で、アメーバピグの舞台挨拶は面白かったです。キャスト本人が、仮想空間で舞台挨拶をしました。約9万人のピグが全国から集まってくれました。