会場:池袋シネマ・ロサ
登壇者:真司郎(AAA) 近野成美 宮川一朗太 大森研一<監督>

5月21日(土)池袋シネマ・ロサにて『恐怖新聞』の初日舞台挨拶がおこなわれた。
この日は全国的に気温が上昇し、劇場に足を運んだ観客も一様に汗ばんでいた。
原作が伝説的ホラーコミックである本作は、夏に先駆けヒヤッとできる作品。
本作を鑑賞することで節電対策の一環になるかもしれない。

満席の会場で拍手の中、登壇した出演者らはとても満足そうで一様に笑顔であった。
撮影中の印象的な出来事を聞かれた真司郎さん(AAA)は、
「叫ぶシーンが多かったので喉がカラカラになった」と恐怖する演技の大変さを語っていた。
また「ロケ場所の夜空が綺麗で他のキャストと一緒に眺めて癒された」など
雰囲気のいい撮影だったことも明かした。
ヒロイン役の 近野さんもチームワークの良さを語り楽しい現場だったと語っていた。

一回の購読料が1年分の寿命で、これから起きる不吉な未来が書かれている「恐怖新聞」
その「恐怖新聞」を受け取ることになる主人公・鬼形。
そんな鬼形を演じた真司郎さん(AAA)は、もし「恐怖新聞」が届いたらどうするか?
との問いに一言「とりあえず逃げます!」と答え、会場は笑いに包まれていた。
近野さんもホラーは苦手らしく「普段は見ない」と明かした。

劇中では謎の多い喫茶店のマスター役を演じる宮川さん。
役を演じる上で「『タッチ』の南ちゃんのパパをイメージしたけど、ちょっと違う感じになってしまった」と語り、
「若手の皆さんが演じるパワーがすごかったので、それに引っ張られた」
と登壇している二人を賞賛していた。

監督である大森さんは
「同郷である近野さんとは仲良くできた。関西に住んでたこともあるので関西出身の真司郎さん(AAA)ともノリが合ってよかった。」
「二人とも鬼気迫る演技がよかった。」
と語り、キャストへの感謝と賞賛を語る場面が見えた。
宮川さんへは「まじめな演技が妙におかしくて、編集しながら笑っていました」と明かした。
また、本作の続編も…という発言も見え隠れするトークに会場が沸いていた。

ホラー作品ではあるが、出演者らの見事なチームワークを披露する場面や、黄色い声援と笑いの耐えない舞台挨拶であった。

(Report:有城裕一郎)