巨大“長ぐつ”の前でA・バンデラスに大喝采!!!」

世界興行収入がギネス記録となり、昨年シリーズの完結を迎えた『シュレック』」シリーズで一番人気のキャラクター、“長ぐつをはいたネコ”が遂に主役になり、『Puss in Boots』(原題)として帰ってくる!
本作は、映画『シュレック2』からシリーズに登場した“長ぐつをはいたネコ”を主役に据えた作品。監督は、映画『シュレック3』で本編の監督も務めたクリス・ミラー。映画『シュレック2』からシリーズに登場した“長ぐつをはいたネコ”は、登場当初シュレックたちとは敵対していたものの、いつの間にか欠くことのできない仲間となり、『シュレック フォーエバー』ではでっぷりと太った姿で更にファンを魅了した。今回描かれるのは、シュレックと出会うずっと前の物語、相棒のハンプティ・ダンプティ、キティーと共に黄金の卵を盗もうと奮闘する姿を描いた3Dアニメーション。『シュレック』シリーズに引き続き、英語版声優はアントニオ・バンデラスが務めている。
そしてこの度、今年11月4日の全米公開を前に、声優を務めるアントニオ・バンデラス(長ぐつをはいたネコ役)を初め、サルマ・ハエック(キティー役)、監督クリス・ミラーなどが登壇し、フッテージ上映とプレゼンテーションがカンヌで行われました。

<プレゼンテーション レポート>
現地時間5月11日(水)10:15〜開催されたお披露目プレゼンテーションへ、“長ぐつをはいたネコ”を演じるアントニオ・バンデラス、本作でヒロイン、キティーを演じるペネロペ・クルスの親友でメキシコ出身の女優サルマ・ハエック、監督のクリス・ミラーが登場。巨大な“長ぐつ”の前でプレゼンテーションを行いました。
アントニオ・バンデラス
◆ラテン文化の代表の形でたびたびハリウッドからキャスティングされることをどう感じますか?
「すごく誇りに感じているんだよ。最初にハリウッドに行った時から、オクラホマ出身の男のフリをしたことはないしね。(一同笑)。僕は僕だ。それに、かつては猫といえばイギリス人だったよね(一同笑)。」
◆キャラクターの魅力は?
「このキャラクタ−はすばらしいよ。僕はまず、L.A.のドリームワークス・スタジオで、このキャラクタ−のデッサンを見せてもらったんだ。その段階で、僕にはキャラクタ−の内部や、シュレックやフィオナのキャラクタ−と彼の関係がわからなかった。だがネコが彼ら(シュレック、フィオナ)といるのを見た時、彼がいかに小さいのかに気づき、このキャラクタ−の背景が浮かんできたのさ。彼は、体に似合わない声をもっているべきだと思ったよ。なぜなら彼は自分がもっと大きいと信じているから。彼の声はイメージに反するものであるべき。僕はそれがこのキャラクタ−(が成功した)秘密のひとつだと思う。」
◆ファニーな映画へも出演する理由は?
「今年の映画祭は僕にとってたしかに非常に興味深いものだ。ふたつの違ったタイプの映画に出ているから。世界中の人、とくに子供を楽しい気分にしてあげる映画。僕は「シュレック」を通して、その様子を長年目の当たりにしてきた。それは、大きなご褒美をもらったような気分にさせてくれるんだ。」

サルマ・ハエック
◆ラテン文化の代表の形でたびたびハリウッドからキャスティングされることをどう感じますか?
「私がキャリアをスタートさせた頃、ヒスパニックが演じられる役はすごく限られていた。ひとつかふたつのタイプしかなかったのよ。でも今じゃ猫を演じられるの!ヒスパニックに猫役をやらせることがアリになったのよ!彼(A・バンデラス)とドリームワークスにあらためて感謝しなくちゃ(一同笑)」
◆この映画への出演について
「とても感激しているわ。アニメをやるのは初めてなのよ。これよりいいプロジェクトなんて考えられない。もちろん、娘に見てもらえることもうれしいわ。「あの猫は本物じゃないのよ、声はママの声なのよ」と説明したら娘は少し残念がったけれど(一同笑)。」

クリス・ミラー監督
◆すでによく知っているキャラクターを主人公にしたこの映画を監督する苦労は?
「すごく楽しかったよ。なんせアントニオなんだからね。彼イコール猫で、猫イコール彼だ。この猫はすばらしいキャラクタ−。体は小さいが、彼の個性は強烈。彼がシリアスになればなるほどファニーになるんだよ。みんなも笑ってくれると思うよ。」
(アントニオ・バンデラス おどけて「ニャー!」(一同笑))