4月1日(金)より吉高由里子主演映画『婚前特急』がテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開しました。その公開を記念して、4月2日に初日舞台挨拶が行われました。

会場は立ち見がでるほどの超満席。熱気の中、イベントが始まりました。
吉高由里子さん、加瀬亮、浜野謙太(SAKEROCK)、前田弘二監督登場すると、会場は大歓声につつまれ、吉高さんが「面白かったですかー?」と言うと、「面白かった!!」と方々からの声、更に吉高さんが「もっとちょうだい!!」と言うと、大きな笑いがわきおこり、終始楽しいイベントになりました。

【日時】 4月2日(土) 13:25〜
【場所】 テアトル新宿 (新宿区新宿3−14−20 新宿テアトルビルB1)
【登壇者】 吉高由里子・加瀬亮・浜野謙太(SAKEROCK)・前田弘二監督

Q:ご挨拶をお願いします。

吉高:本日はありがとうございました。緊張しますね…。今日はお父さんとおばあちゃんがきているんですが、おばあちゃんに「こんな映画にでるんだよ」と言ったら「5人の男の人と?」とビックリされました。そういうシーンはないので、おばあちゃん良かったね(笑)

加瀬:今日はたくさんの方にきて頂き、ありがとうございます。監督は経歴を見ると、小さい作品をたくさんたくさん作られていて、そんな積み重ねがあって、今回のような映画にたどり着いたんだと思います。そんな映画に出れて嬉しいです。

浜野:普段は「SAKEROCK」というバンドをやっています。監督が5年前にライブを見たきた時に「なんか面白いヤツがいたな」と思い出してくれたみたいで、今回キャストに選ばれました。

監督:4年前に脚本を書いたんですけど、今日のこんな日が迎えられて、諦めずにやって良かったと思います。自分ごとなんですけど去年まで、このテアトル新宿でアルバイトをしていたので、こういう形で戻ってこれて良かったです。

Q:吉高さんは撮影中、監督にいじめられたと聞きましたが?

吉高:いじめられたというか、無視されていましたね。それが演出だったと知らなかったので、監督に嫌われているんじゃないかと思っていました。加瀬さんや浜野さんとしゃべっている時はニコニコしているのに、私が入ると笑顔が消えたり(笑)
撮影が終わった後に、私の役は起伏が激しい役なので、普段からイライラを維持して欲しいと思ったからと聞いて、ビックリしました。

監督:すみません(笑)本当に吉高さんの演じるチエは、間違ったら女の子に嫌われてしまいそうな役なんですけど、それをとても可愛く演じてくれて、僕の方が仕掛けたのに、反対に仕掛けられた感じです。

Q:役作りはされましたか?

加瀬:吉高さんへの接し方は普段と同じでしたね。いろいろ話しかけられても、話を半分しか聞いていないとか(笑)なので、役作りはしなかったです。

吉高:テンションが高い役だったので、とにかく疲れてましたね。たくさんご飯も食べていましたし。監督はすごくこだわる人で、100%は100%ではないとダメなんです。ベソかいて泣いた時があるんですけど、その時浜野さんと一緒の撮影で、普通ならそこで慰めたりするじゃないですか。それがスーとセットからいなくなって、ひどいですよね。

浜野:吉高さんは全部の雰囲気を自分の物にしてしまうので、必要ないかなと思っていました。(その時は何をしていたんですか?の質問に)すみません、音楽を聴いていました(笑)

Q:最後に一言

吉高:2年前に加瀬さんに「笑ってしまうから視界に入るな」と言われ、2年経った今、やっと視界に入ることができました(笑)監督も大事に大事に温めて作った映画が、やっとみんなのところに届いて嬉しいと思います。
こんな時だからこそ、ほっこり笑えるこんな映画を観て欲しいと思います。

加瀬:こういう状況の中、この時間がどういう時間になるか不安だったんですが、みなさんに拍手をもらえて、本当に良かったです。

浜野:みなさんの明るい笑顔が見れて安心しました。ダメな人達がたくさん出て、ダメながらにうまくまとまっていく映画です。気楽に観れるので、楽しみにきてください。

監督:僕もこんなにたくさんの拍手をもらえて元気になれました。本当に本当にありがとうございました。たくさんの方に、観て欲しいです。