■日時:3月29日(火)PM7:00〜
■場所:ユナイテッド・シネマキャナルシティ13 スクリーン4
■ 登壇者:大森立嗣監督、瑛太

大森監督の舞台挨拶付きにて実施された日本最速試写会。当日、急遽主演の瑛太さんの参戦が決定!本作の魅力、撮影時の裏話などで大盛り上がりの舞台挨拶となりました。

<登壇者コメント>
大森監督:最速試写会だそうです。みなさん、日本の中で、そして世界中ではじめて観るお客さんなので、素晴らしい特権ですが・・・まだ誰も観てないので、決して悪口を言わないように、良いことだけを伝えていきましょう!そこだけ約束してください(笑)

瑛太:今日はありがとうございます。去年の夏撮っていて、「やっとこの日が来たか」という本当に嬉しい気持ちでいっぱいですね。本当に楽しめる作品なので、 ゆっくり楽しんで行って下さい。

Q:この作品は三浦しをんさんが書かれた原作がありますが、瑛太さんは原作も読まれたんですか?

瑛太:読みました。最初にプロデューサーから電話があって、「まほろ駅前多田便利軒」という本を読んでくれって言われたんです。それでたまたまそこにあった本屋に入ったら一冊だけあって、「あぁ、これは運命的な出会いだな」と思いました。

Q:監督は本作の脚本も手がけていらっしゃいますが、キャスティングについてはどの段階で決められたんですか?

大森監督:(脚本を)書き終わった後です。プロデューサーとざっくばらんに話しながら決めました。でもきっと最初から瑛太と(松田)龍平っていうのは、お互いの頭の中にあったんだと思います。原作を読まれている方はわかると思いますが、ちょっと今までの瑛太のイメージとは違うところのある役だったので、そこにやりがいがあったというか、やっぱり新しい瑛太を見てるというのが楽しかったですね。

Q:監督と松田さんと瑛太さんはもともと交流があったとのことですが、瑛太さんは実際そんなお二人とお仕事をされると決まったときはどんなお気持ちでしたか?

瑛太:監督が『ゲルマニウムの夜』を撮る前から知っていて、『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』も観させてもらっていて、いつか絶対に一緒にやりたいなと思っていました。龍平も同じ気持ちでいたと思います。本当に、現場も頭から「楽しもう!」という気持ちで入れました。

Q:監督から見て、瑛太さん・松田さんは現場ではどんな雰囲気でしたか?

大森監督:二人とも現場ではものすごく自然体で、待ち時間とかにパッと見ると、二人でゲームやったり、サッカーしたり、かと思えば二人とも違うところ見てぼーっとしてたりとか。それを見て「あ、大丈夫だな〜」って安心しましたね。そんな中でも緊張感を微妙に保ちながらやっていたので、そのへんの雰囲気はすごい良かったんじゃないかと思います。そういった二人の絶妙な距離感が見どころにもなっていると思います。

Q:今回、監督のお父さん・麿赤兒さん、弟さん・大森南朋さんもご出演されてますが、どのような感じでキャスティングされたんですか?

大森監督:親父はだいたい「わしは就職活動中だ!」とか訳わかんないこと言ってるから(笑)。じゃあ出てもらおうかみたいな感じで(笑)。南朋は飯食ってる時に「出る?」って言ったら「おう出る出る」みたいな軽—い感じでしたね(笑)

Q:そんな家族に間近で触れてみて、瑛太さんはいかがでしたか?

瑛太:いや〜ほんと、素敵な光景でしたよ。(現場で)3人で家族写真みたいな感じで撮っているのをみて、和みました(笑)

Q:最後に、これから作品を観るみなさんにメッセージをお願いします。

瑛太:今、日本に大変な事が起こっていますが、西日本、まず九州の皆さんから、この映画を観て、少しでも被災者の方になにか元気だったり笑顔を取り戻せるエネルギーだったり、、、そういったものを届けていただいて、そして日本全体がまた明るくなっていけばいいなと思っています。

大森監督:今回福岡に来て、福岡の方から元気を貰った感じがありました。この映画は便利屋さんという職業をしながら、おせっかいや頼まれても無いこともしちゃう二人の話なんですが、そういったほんのちょっとの優しさを持って相手に接していくような事が、今の日本の社会にまた広がってくれればいいなと思っています。手を差し伸べる勇気を持てる世の中になってほしい、という想いもこの作品には込められてます。この映画が日本全国に伝わって行くようにすることしか僕にはできないので、頑張っていきたいと思います。応援して下さい!