2月25日(金)深夜、日本最大級の映画館である新宿バルト9にて映画『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』の完成披露オールナイト試写会が行われ、掲示されるポスターや館内のカフェに至るまで映画館全体が『攻殻機動隊』に染まる中、ファン1600人の前で神山健治監督がトークショーを行った。

今回の試写会は動画共有サイトYouTubeでの告知と映画専門のクーポン共同購入サイト「ドリパス」で参加者を募集し、1600人の募集に対して7000人が応募というドリパス史上最多の記録を打ち立てた注目のイベントで、深夜にも関わらず大勢のファンで会場が埋め尽くされた。
中にはこの日の為に広島や愛媛など遠方から駆けつけたファンもおり、多くのファンに愛される『攻殻機動隊 S.A.C. 』ならではのイベントとなった。

ファンの前で行われたトークショーでは、神山監督から「昨年、『アバター』を見た時に、衝撃を受けたが、『攻殻機動隊』なら主観映像による“体感出来る3D”という別のアプローチで『アバター』とも勝負出来ると思った」と、今回の3D化企画に至る経緯が説明され、ファンの多くは鑑賞後の興奮冷めやらぬまま監督の話に耳を傾けていた。
「今までになかった3Dとしてこの映画の良さを多くの人に伝えてもらえれば新作も作れるかも」という神山監督の発言には集まったファンから大きな拍手が起こり、次回作への期待の高さも伺える。

また、イベント中にはサプライズで『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』と同時上映が決定したNTTドコモの新世代LTEサービス「Xi(クロッシイ)」が普及した未来社会を描くオリジナルの短編アニメーション『Xi Avant』─クロッシイ・アバン─ の映像の一部がファンにお披露目され、集まったファンは食い入るようにモニターを見つめていた。

映画『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』は3月26日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開
映画公式HP ⇒http://www.ph9.jp