映画『毎日かあさん』大ヒット御礼舞台挨拶で永瀬正敏、子供たちからのサプライズの手紙に、またも涙!
シリーズ累計170万部を突破する西原理恵子の傑作ベストセラー「毎日かあさん」の実写映画版が、2月5日(土)より公開となり、現在大ヒット上映中です。
この大ヒットを受け、本作撮影中に2週間で12キロ減量し、壮絶な姿をスクリーンに刻んだ“時々とうさん”のカモシダ役・永瀬正敏と、その愛らしい姿で観客を魅了した子供たち、ブンジとフミを演じた矢部光祐&小西舞優、更に小林聖太郎監督が登壇し、新宿ピカデリーにて大ヒット御礼舞台挨拶を行いました。
【日程】2月23日(水)
【会場】新宿ピカデリー スクリーン6
【登壇者】永瀬正敏、矢部光祐(子役)、小西舞優(子役)、小林聖太郎監督
●永瀬正敏さん:
たくさんの皆さんに観に来ていただいてとても感謝しています。この作品は130館くらいで上映していますが、この映画よりもたくさんの館数でやっている映画があり、近くの劇場で上映していなかったにも関わらず、劇場に足を運んでいただきましてありがとうございました。一生懸命この映画を作って良かったと思っています。ありがとうございました。
●矢部光祐くん:
ブンジ役を演じた矢部光祐です。7才です。映画「毎日かあさん」を観に来てくれてありがとうございます。嬉しいです!今日はお母さんがいないからお父さんが頑張ります(会場笑い)!今日は観に来てくれてありがとうございました!
●小西舞優ちゃん:
フミ役を演じた小西舞優です。5才です。今日は映画を観てくれてありがとうございました!私は本物のフミちゃんと似てるところがあります。ママに怒られたら「大好き!」といってごまかすところです!あと、フミは舌ったらずなところがありますが、分からないことがあったらごめんなさい。おとしゃん(永瀬さん)の演技は凄いからちゃんと映画で見てくださいね。
●小林聖太郎監督:
もしかしたら、今日は映画を観るのが2度目とかいう方もいるかもしれませんが、たくさんの方々に観に来ていただき、とても嬉しいです。本当に自分自身、人生にネガティブなところがあるので(笑)、信じられないです。ありがたい瞬間を味わってます。
●MC:
永瀬さんとお仕事をされていかがでしたか?
●小林監督:
もう何も言うことがないです。現場でもすごく助けられました。ありがたいという思いでいっぱいです。感謝してます。
●永瀬さん:
一緒に現場を戦ってきた監督さんにそういう風に言っていただけるのはとても嬉しいです。
●MC:
現場の雰囲気はいかがでしたか?
●小林監督:
色々な瞬間がありました。この映画は、漫画から西原先生の実人生をアレンジしていますが、字で読んでいると、つぎはぎに思えてしまうところがあったりして、そういうところはお2人から色々提案をしていただいたことがありました。色々と助けてもらいました。
例えば、脚本には1行しかない台詞でも、「こんなのはどう?」とか、提案してくださったので、作品の世界を広げていけました。
●MC:
そういう提案は、カモシダ役を演じていて、自然と湧き出てくるものなんでしょうか?
●永瀬さん:
いつも現場では、僕は真っ白になって監督色に染めてもらうことが多いのですが、西原さんの原作というとても大きなものがあったので、今回は現場でも小泉とも色々話して進めていったという感じでした。でも、素晴らしい原作なので、監督もとても大変だったと思います。
●MC:
現場では本当の家族のようだったと聞いてますが・・・。
●永瀬さん:
2人にはずっと遊んでてもらいました(笑)。
●舞優ちゃん:
カエルちゃんとかブロックで遊んでもらいました!とっても楽しかったです!ブンジはおとしゃんに、おんぶして遊んでもらってました!
●MC:
また映画の大ヒットを受けて、公開期間を延長する劇場も続出し、現在、上映してない映画館からも「上映したい」という希望が映画会社に殺到しているそうです!また、永瀬さんの故郷の宮崎県都城市でも上映が決定したようです!
●永瀬さん:
僕は宮崎県の都城市という小さな町に15歳までいたのですが、宮崎は去年の口蹄疫やインフルエンザ、新燃岳の噴火など、皆さんが思っているよりも大変なことになっています。そんな都城市で上映していただけるということなので、是非、少しでも笑顔や幸せなどをご自宅まで持って帰っていただけたらなと思います。頑張ってほしいですね。
●MC:
矢部光祐くんと小西舞優ちゃんからもお話を伺おうと思うのですが、実は本日、お2人から永瀬とうさんに向けたお手紙を書いてきてもらっています。それでは早速読んでいただきましょう。まずは、お兄ちゃんの矢部光祐くんからお願いします。
●矢部くん:
おとうさんへ。
映画『毎日かあさん』が大ヒットして良かったです!撮影が夏ですごく暑かったよね。おとうさんと釣りをしたシーンがとても心に残ってます。撮影現場でおとうさんとおかあさんが遊んでくれたこと忘れないよ。おとうさんが減量することになって、しばらく会えないってなっちゃった時、「おとうさん、頑張って痩せてきてね」って言ったら、「ブンジも、おかあさんとフミと一緒に頑張るんだぞ!」って言ってくれて、次に会ったときはすごい痩せててすごいと思ったよ。それからはおんぶしてもらうのも我慢してたんだよ。
僕は大きくなったら、おとうさんみたいな俳優さんになりたいです。それで、またお父さんと一緒にお仕事をしたいです。これからも僕のことを忘れないでね。おとうさん大好きだよ。
●MC:
ありがとうございます。続いて小西舞優ちゃんもお願いします。
●舞優ちゃん:
おとしゃん、いつも遊んでくれてありがとう!カエルさんとかブロックとかで遊んでくれてありがとう。壁に落書きしたときも楽しかったよ!海が綺麗で遊んでたとき、たくさん濡れちゃってマイクさんに怒られました。衣装さんにも迷惑かけちゃいました。映画は楽しいところが多かったけど、おとしゃんが酔っぱらったときは怖かったよ。おとしゃんがすごく痩せたときはビックリしました!点滴は痛くなかった?まつ毛を抜いたのは痛くなかった?おとしゃんが病院で動かないシーンは、本当に動かなくて凄いと思いました。あと、たくさんのぬいぐるみをありがとう。お家のベットで一緒に寝てます。
おとしゃん大好き!はあと。
いつもすごく楽しくて、この家族になりたかったよ!
●MC:
ありがとうございました。永瀬さん、ブンジとフミから素敵なラブレターが送られました。今のお気持ちはいかがですか?
●永瀬さん:
初日がボロボロだったので、今日は小泉かあさんもいないので、頑張らないといけないと思ったんですが、やられちゃいましたね。もう、2人とも大きくならないで欲しいです。大きくなって、「お久しぶりです」とか言われてしまったらショックですし(笑)。いつまでも「おとしゃん、おとしゃん」って言ってほしいですね。2人ともありがとう。宝物がまた増えました。
<最後に一言>
●永瀬さん:
今、隣に2人の宝物ちゃんがいますが、僕には残念ながら子供はいません。また、幼い頃に弟を亡くしているので、実際の兄弟というのもよく分かりません。でも、僕にも確実にブンジだった時代はありました。映画の中でも心あたりのあるエピソードがいくつかありました。
この映画は自分自身をブンジやフミに置き換えてもいいですし、ご両親や、ご兄弟のことを思っても観ていただけると思います。
是非これから観ていただく皆さんも、このことを頭の隅において観ていただければと思います。
皆さん、たくましくこの作品を育てていただいて本当にありがとうございました。