12月17日(金)の映画公開に先駆け、11月29日(月)13時半より、都内ホテル(ザ・リッツ・カールトン東京)にて、ジョセフ・コジンスキー監督、クオラ役のオリヴィア・ワイルド、プロデューサーのショーン・ベイリーが来日記者会見を行った。

この冬一番の話題作とあって、熱気渦巻く中、満場の取材陣から3人へ熱い質問が飛んだ。これまでナイキやアップルなどの革新的なコマーシャル映像を手掛けてきたコジンスキー監督にとって、未来的な映像の洪水やダフト・パンクの音楽で熱狂を巻き起こし、世界中が公開を待ち望んでいる超大作『トロン:レガシー』が映画監督初挑戦の作品。「最先端のテクノロジーを駆使していますが、こだわったのは物語と魅力的なキャラクター作りです」と語った。

そして、荒野をも疾走するライトランナー(バギー)を乗りこなし、戦闘シーンも演じきったクオラ役のオリヴィア・ワイルドは、今回は映画のイメージとは異なるキュートな魅力のミニスカート姿で登場。コンピューター世界に生きるプログラム、という人間ではない役柄について「思いやりや献身という人間の一番良いところと、スピードや超人的な強さといったテクノロジーの最も良いところを併せ持つキャラクターを目指しました」と工夫を語った。さらに、プロデューサーのショーン・ベイリーは、「“父と子”のエモーショナルなストーリー、見たことのないビジュアル、素晴らしいスタッフの才能が合体した映画。12月17日の公開を楽しみにしてください」と自信を語った。

質疑応答終了後、フォトセッションを前に、宣伝サポーターである人気お笑いコンビ“オードリー”の2人が登場。なんと、右手を挙げて現れた春日のトレードマーク、ピンクのベストがトロンカラーのブルーに、そしてネクタイもトロンスーツを彷彿させるモノクロのデザイン。春日曰く「知り合いの洋服屋から3,980円という“お求めやすい価格”で買い求めた」とか。既に映画を観ている2人だが、「最先端の映像に驚きました。シーンが変わるごとにびっくり。ストーリー展開もハラハラ、ドキドキで、親子愛にも感動しました」と感想を述べる若林に対して、春日は、「映像もさることながら、ドラマも満足いく出来。自信作です」と勝手に監督になり代わったコメントを口にし、いつものように若林の突っ込みを受けていた。
ハリウッド女優と同じ舞台に立つのは初めてというオードリー。思わず春日がオリヴィア・ワイルドに「いい女ですね〜」と口走り、「通訳はやめていただきたい」と若林があわてる一幕も。笑顔のオリヴィア・ワイルドから、「今日から、毎日トロンスーツを着て宣伝してください!」と熱く厳しい激励を受け、「ハードワークですね〜」と“青く”なっていた。コジンスキー監督からは、「続編の制作がきまったら、是非“グリッド”へご招待します」との次回作への予想外のオファーに、“ハリウッド・デビューか!?”と、会場は大いに盛り上がった。