韓国で340万人動員の大ヒットを記録した韓国映画『黒く濁る村』が、第23回東京国際映画祭の「アジアの風」部門にて、招待上映作品に選ばれ、11月20日の公開に先立ち、韓国の巨匠カン・ウソク監督と、主人公のヘグクを演じた『殺人の追憶』、『グエムル—漢江の怪物』などで知られるパク・ヘイルを迎え、盛大な舞台挨拶が行なわれました。この作品は日本アカデミー賞に値する、韓国最大のの映画賞、「大鐘(テジョン)映画賞」に作品賞、監督賞、主演俳優賞(パク・ヘイル、チョン・ジェヨンの2人)でノミネートされていますが、本日10/29、20時50分からの授賞式の前に、急遽この舞台挨拶に駆けつけ、登壇いたしました。
挨拶が終わればトンボ帰りの超強行スケジュール。
そんな中駆けつけた二人に会場が湧きました。

◆カン・ウソク監督
「『シルミド』以来6年振りの来日となります。本作は7本目の作品です。最も苦労した作品です。」

Q、演出において難しかった点はありますか?

「この作品は普通のスリラーと違って、暗闇でドキッとさせるような恐怖ではなく、白昼に静かな中で迫ってくるような恐怖を描いています。そういう緊張感を持たせるような演出をすることが大変でした。」

Q、出てくる村のセットが非常にリアルですが、どういった指示を出して作ったのですか?

「村の雰囲気が上手く出せないと映画を撮れないと思っていたので、とにかく村を作ることにはお金をかけて、山を一つ削ったほどでした。」

Q、この作品の見どころは?

「この作品は2時間41分あるのですが、1時間半ぐらいに感じると皆さんに言ってもらえます。それが私にとって最大の褒め言葉です。日本の皆さんにはゲームを楽しむように、心から楽しんで頂きたいです。」

◆ パク・ヘイルさん
「東京国際映画祭で『黒く濁る村』を上映して頂いて、非常に嬉しいです。日本の皆さんにこの日初めて作品を見て頂くことに興奮、緊張しています。」

Q、この作品へのオファーが来た時どう思いましたか?

「個人的に原作のコミックを読んでいました。それが映画化されると聞いた矢先に監督自らオファーして下さったので、断る理由は無いと思いました。」

Q、原作のヘグクがパク・ヘイルさんご自身にとてもよく似ていますが、実際自分に似ていると思う部分はありますか?

「似ているというより、似ざるを得ない状況でした。原作者の方に一度お会いした時、ヘグクは僕をイメージして描いたと仰っていましたから。」

最後に、作品賞、監督賞、主演俳優賞(パク・ヘイ ル、チョン・ジェヨンの2人)でノミネートされている「大鐘映画賞」については、カン・ウソク監督が「私自身よりは出演した俳優が受賞してくれると嬉しい。ただ、パク ・ヘイル君は演技力がまだ及ばないから、無理かもね・・・。」
と主演俳優に厳しい言葉を向け笑いを誘い、それに対し、「精進します・・・。」
とパク・ヘイルがつぶやくなど、会場を笑いを誘った。

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