1990年に日本で劇場公開された『ゴースト ニューヨークの幻』は、サスペンスとラブファンタジーがミックスされた質の高さと、デミ・ムーアとパトリック・スウェイジの演技に日本中が涙し、当時、観客動員400万人、興行収入58億円の大ヒットを記録しました。

そして、20年後の2010年。舞台を日本に移し、新たなアジア版『ゴースト』がここに誕生しました!ヒロインの星野七海を演じるのは、日本を代表する女優、松嶋菜々子、恋人のジュノ役を日本や韓国で絶大な人気を誇る俳優、ソン・スンホンが演じます。

そしてこの度ついに映画が完成し、その完成披露試写会を、本日、丸の内ピカデリーにて行いました。舞台挨拶には、松嶋菜々子さん、ソン・スンホンさん、芦田愛菜さん、橋本さとしさん、鈴木砂羽さん、そして大谷太郎監督という、超豪華キャスト・スタッフが登壇しました。

超満員となった会場は、豪華キャストの登場に大盛り上がりとなりましたが、オリジナル版で観客の涙を誘った、あの“ろくろ”の名シーンが本作でも登場することと、11月25日より韓国でも公開されることが新たに発表されると、盛大な拍手が沸き起こりました。

◆『ゴースト もういちど抱きしめたい』完成披露試写会

【日時】10月12日(火) 18:30〜
【場所】丸の内ピカデリー1
【登壇者】
松嶋菜々子、ソン・スンホン、芦田愛菜、橋本さとし、鈴木砂羽、大谷太郎監督
【MC】山下美穂子(日本テレビアナウンサー)

<一言ご挨拶>

●松嶋菜々子さん:
今日はありがとうございます。
撮影をしていたのは今年の夏だったんですが、あっという間にこの完成披露の日を迎えました。撮影をしてからこんなに早く出来上がることはあまりないのですが、演じた時の熱い気持ち、新鮮な気持ちを持ったまま皆さんにお披露目することが出来て嬉しいです。
どうかこの作品を観て、温かい心になってお帰りください。

●ソン・スンホンさん:
こんばんは。ソン・スンホンです(日本語で)。

今日の日を迎えられて嬉しいです。
このような素晴らしい作品に声をかけて下さった大谷監督、そして松嶋菜々子さんをはじめ、共演者・スタッフの方々すべてに感謝しています。
皆さんに心から御礼申し上げます。

最初は出演することに関して悩んだり、心配したこともありましたがこのアジア版『ゴースト』に出演しなかったら、ずっと後悔すると思い出演させていただきました。

当初はとても慌しく、忙しい時期だったのですが、無事に撮影が終わり、こうして皆さんと完成披露試写会を迎えることができて、本当に嬉しく思っています。

誰かを愛した経験のある人、恋した経験のある人は共感できる作品になっていると思いますので、是非ご覧下さい。

●芦田愛菜さん:
少女のゴースト役の芦田愛奈です。よろしくお願いします。

●MC:
芦田さん、松嶋さん、ソンさんのお2人の印象はいかがでしたか?

●芦田愛菜さん:
松嶋さんはすごく背が高くてきれいで、ソンさんはすごくカッコよくて優しかったです(会場から盛大なる拍手)。

●橋本さとしさん:
今日は皆さんとこうして完成披露試写会に参加できてとても嬉しいです。ついこの間まで撮影をしていたのですが、無事に今日この日を迎えられているのが本当に不思議です。

この映画は大変美しい愛のドラマなのですが、僕はすごくダーティーな役どころで、ナイフ片手にソンさんを追いかけまわしてしまいましたが、それも今では良い思い出になっています。

●鈴木砂羽さん:
今年の夏に映画を撮影していたのですが、たくさんの思い出があります。また、俳優にとって今日この日を迎えることは一番の喜びですし、こんなにたくさんの人に観ていただけるのがとても嬉しいです。
ソンさんには、韓国語のセリフの発音を教えてもらいました。
ファンの皆さん、すみません(会場笑)。
楽しんでいってください。

●大谷太郎監督:
アジアを代表するキャスト陣で、そしてスタッフを含めたこのメンバーで、アジア版を作ることができてとても嬉しいです。初々しい素敵なラブ・ストーリーに仕上がっているので、皆さん是非楽しんでいってください。

●MC:
8月の記者会見の時に「今回も同じシーンはあるのだろうか?」と話題になった、あの“ろくろのシーン”ですが、松嶋さん、今回の『ゴースト もういちど抱きしめたい』にも“ろくろのシーン”はあるのでしょうか?

●松嶋菜々子さん:
あります。

●監督:
オリジナル版『ゴースト』の方は、既に付き合っている2人がろくろを回してキスをする設定ですが、今回のアジア版『ゴースト』では、付き合いたての2人が、初めてキスをするという初々しい感じで描いていますので、観ていてすごくドキドキするシーンになったと思います。キスをする2人の表情などにも注目して観てみて下さい。

●MC:
松嶋さん、あの名シーンを演じられていかがでしたか?

●松嶋菜々子さん:
台本を読んで、「やはりあるな」と思いました(笑)。
オリジナルでも、とてもロマンチックで素敵なシーンなので、アジア版でもその雰囲気を大事にしようと、緊張して挑みました。

また、今回は「オリジナル版を観て勉強した」というよりも、ジュノと出会ったときの純粋な気持ちを大事にしたいと思って演じましたので素直にお芝居が出来たと思っています。

●MC:
ソンさんは陶芸家という役でしたが、実際にろくろを回してみていかがでしたか?

●ソン・スンホンさん:
今回は陶芸の勉強のために韓国から来たという青年の役だったのですが、オリジナルを観た感じでは、陶芸もそこまで難しいイメージがなく、簡単そうだと思っていたんです。

なので、「現場でやれば大丈夫だろう」と思って、現場に入ったんです。でも実際に陶芸をやってみたら、とても大変で……。

あのろくろシーンは、非常に愛しく素敵なシーンなのですが、ろくろを回すのに変に手に力も入ってしまうし、本当に大変でした。
「もっと練習しておけばよかったな」と思いました(笑)。

●MC:
“ろくろのシーン”と同じく気になるのが、オリジナル公開時に大ヒットした名曲「Unchained Melody」(アンチェインド・メロディ)ですが、本作では、何と主題歌を歌っている平井堅さんが、あの曲もカバーしているんです。
平井さんの優しく甘い声が2人のラブストーリーをよりいっそう儚く、切ないものにしています。

そして、もう1つのビッグニュースが舞い込んできました。
この『ゴースト もういちど抱きしめたい』が11月25日に韓国で公開されることが決まりました。

ソンさん、このニュースを聞いてのお気持ちはいかがですか?

●ソン・スンホンさん:
その知らせを僕も少し前に聞いたんです。
「韓国でもこの作品が上映できたらいいな」と思っていた矢先だったので、とても嬉しく思っています。

また、韓国のファンやお客さんも期待して、楽しみにしていると思いますし、共演者の方々にも是非韓国へ来てほしいですね。

●MC:
松嶋さんはいかがですか?

●松嶋菜々子さん:
相手役がソン・スンホンさんと聞いた時から、「韓国でも公開されたらいいな」と思っていたので嬉しいです。
是非、韓国の劇場にも行ってみたいです。

以上