現在、大ヒット公開中の映画『シーサイドモーテル』は、主人公・亀田に生田斗真、対するコールガール役に麻生久美子。脇を固める俳優陣に山田孝之、玉山鉄二、成海璃子、古田新太ら今をときめく、主演級キャストが大集結した、演技派11人が織りなすアンサンブル・ストーリーの決定版です。

公式Twitterでは「4回目の観賞です!」などと、リピーターが次々につぶやくなど、全国で大ヒットを記録しております。

そして、この度、守屋健太郎監督が梅田ガーデンシネマにて、守屋監督と脚本の柿本流さんが満席のMOVIX京都にて、大ヒット御礼舞台挨拶を行いました。

舞台挨拶では異例のことながら、一般の方の写真撮影もOKにし、Twitterやブログ用にとお客様のシャッター音が鳴り響く中、お客様からの質問にもお答えいただきながら、両会場とも笑いに包まれた舞台挨拶と成りました。

【映画『シーサイドモーテル』関西大ヒット御礼舞台挨拶 概要】

日程:6月20日(日)
場所:梅田ガーデンシネマ
登壇:守屋健太郎監督

(MC:一言お願いします。)

■守屋監督:
今日は、生田さんもいない、僕の舞台挨拶ですのに、たくさんのお客様にお越しいただき、本当にありがとうございました。
また、大阪のこの劇場でこのように皆様のお会いできて本当に幸せです。

(原作との出会いについて)

■守屋監督:
実は、ふらりと立ち寄ったコンビニでこの漫画を手に取りまして…すべては立ち読みから始まりました(会場笑)。
その時に、キャンディの「シーサイドモーテルって名前なのに、まわりは山ばっかり!」というセリフに惹かれて、「これは…!」と、思いました。

そして、すぐに出版社の方にご連絡したら、映画化を即決でOKいただいて。
偶然にラッキーがあり、内容も偶然が重なっていくという映画ができました。

(本当に豪華なキャストですが、皆さん、今までのイメージとは違うタイプの役を演じられていますが?)

■守屋監督:
かっこいい人にはやっぱりかっこいい人の役が集まってきてしまう。
でも、この映画の登場人物はみんな少し残念な人ばかりで。本当に主役級の方ばかりだったのですが、「こんな役をやってみたかった」と皆さんにおっしゃっていただけました。たまには、変わったこともしてみたいんだと思います(笑) 。

(お客様からの質問タイムで…)

■守屋監督:
私から、皆さんに、お伺したいことがあります!今、見ていただいた『シーサイドモーテル』のラストについて、次の2択で挙手をお願いいたします!

(結果は、今までのどの舞台挨拶の会場でもなかったものに)

今までに見たことがない結果です!地域性ですかね?大阪の皆さんの「幸せは自分でつかんでいくよ!」というガッツが伝わりました(会場笑)。

(監督は、舞台挨拶後もロビーでお客様からの質問に次々にご丁寧に答えられていました。)

日程:6月20日(日)
場所:MOVIX京都
登壇:守屋健太郎監督 柿本流さん(脚本)

(合同脚本とは、今回どのように書かれたのでしょうか?)

■守屋監督:
往復書簡の形です。柿本さんはここ京都出身ということもあり、関西人なので笑えるパートはほとんど柿本さんが描き足してくれています。
20回ぐらいのやりとりでした。原作と違うオリジナルな点としては、警察官が実はキーポイントで、全ての部屋をつないでいるということを提案したりしました。

■柿本:
「1稿」「2稿」といったように、やりとりをしている間に稿が増えていくのが普通なのですが、監督は本当にまじめな方なので、僕が書き加えて送っても一定の水準に満たないと「1.5稿」などと、1稿にならない時も多々ありました…。ですので、監督は20回ぐらいのやりとりと言っていますが、本当は40回ぐらいやりとりをしています(笑)。

(お客様からの質問:やりとりをされている間に泣く泣く消されてしまったお気に入りのシーンがありましたら教えて下さい)

■柿本:
池田鉄洋さんと山崎真実さんの部屋での出来事で、山崎さんが、ふとホテルの部屋の壁を見ると、壁紙がぺろーんとめくれている。
そして、「もう、イヤ!」と池田さんを見ると、池田さんもパンツのチャックからシャツのすそが壁紙と同じようにぺろーんと出ている…「こっちもペローンで、ほんと、イヤ!」と山崎さんが叫ぶシーンが削られたのは…悲しかったです(会場笑)。

■守屋監督:
今、あのシーンを削ってよかったと、実感しました(会場笑)。
(MC:柿本さんは公開前にお子様が生まれられたとのことでおめでとうございます(会場拍手))

■柿本:
ありがとうございます。実は、公開日に誕生日を合わせようと画策していたのですが、1カ月早く生まれました。その後、『シーサイドモーテル』も公開を迎え、2人の子供に恵まれたように思っています。もう、作品とうちの子は双子です!
(MC:最後に一言お願いします)

■柿本:
京都で生まれ育ち、18歳までいたので、その土地で映画が公開され、舞台挨拶ができてうれしく思います。知った顔が見えて恥ずかしくはありますが…。皆さん、ぜひ映画をまわりの方にも勧めてください。

■守屋監督:
今日は本当にありがとうございます。皆様の温かさが伝わってきた舞台挨拶でした。色々な出来事があっても、最後は前向きになれる映画にしたつもりです。これからもこの作品をどうぞよろしくお願いいたします。