6月19日(土)より全国公開する、戦慄の新世紀サスペンス・アクション映画『ザ・ウォーカー』(監督:アレン&アルバート・ヒューズ、主演:デンゼル・ワシントン)におきまして、清原和博氏が《宣伝番長》に就任し、この度“宣伝番長就任会見”が都内スタジオで行われました。
この世に残る最後の本をある場所に届けるため、崩壊した世界を30年もの間ひたすら歩き続ける男・ウォーカーの“不屈の魂”に共感した清原氏はこの日、宣伝番長として元気のない日本にこの精神を広めるべく『ザ・ウォーカー』テレビCMの収録も行いました。会見ではデンゼル・ワシントン演じる主人公ウォーカーと同じコート・サングラスを身にまとうなど、宣伝番長として『ザ・ウォーカー』をPR。ご自身の経験を絡めたトークで会場を盛り上げていました。

<宣伝番長就任会見レポート>

Q主人公“ウォーカー”の生き様にご共感してこの話をお受けしたとのことですが、映画のご感想は?
「男らしく、どんな困難にも立ち向かう姿です。彼は30年間不屈の精神で使命の為歩き続けて、僕自身も9歳のころから野球をはじめ、約30年間続けているので、そういう点も、ウォーカーの姿と重なりましたね。野球人生も、最初は「夢」として始めたけれど、最後は「使命」になっていった。「自分の野球人生」の幕をどこにしくのか・・・ウォーカーと同じ心境でした。本当に、彼の姿・生き様に共感を覚えます。」

Qデンゼル・ワシントンは56歳にして、この映画で初の本格アクションに挑戦しましたが、格闘ファンでもある清原さんから見て、デンゼルのアクションはいかがでしたか?
「そうですね。アクションの激しさ、スピーディさが物凄かったです。息が詰まるほどの緊張感に、最後まではらはらドキドキしました。デンゼル・ワシントン、とても56歳とは思えないかっこよさです。さらに、マーシャルアーツ初挑戦というのもびっくり」

Q本日収録されたCMのテーマも“不屈の精神”となっておりますが、清原さんご自身、現役時代に不屈の精神で困難を乗り切ったエピソードをお聞かせください。
「ひざの怪我をした時、その手術が日本では前例のない手術でした。不安はありましたが、僕が復帰すれば、その手術の成功は、0%じゃなくなる、そう思い、強い気持ちで挑みました。」

Q球界には、ほかにも多くの不屈の精神を持った方がいらっしいますよね?
「僕がすばらしいと思うのは金本選手。いま、40代の人間は「元気がない」と言われていますが、その中で、40代でありながら、世界記録を出し続ける彼を見ていると、本当に勇気付けられます。元気がでますね。応援しています。」

Q本作では、ウォーカーとカーネギーといった二人の男の対決も見所ですが、二人はまったく違うリーダー像で描かれております。不屈の精神で自分の意思を貫く男と、すべてを自分の物にしようとした独裁者ですが、清原さんの思い描くリーダー像はどのようなタイプですか?
「やはり原監督ですね。ひざの怪我をした時、きっと本当は気になるだろう怪我について、一切聞いてこなかった。僕を信頼してくれているんだ、と感動しました。また、サムライジャパンとして、WBCであの感動的な優勝を果たした、その姿は、とてもリーダー然としていましたね。リーダーというのは、みんなをまとめる役割。その点で、僕は枠から外れるタイプだからリーダーには向いてないかな(笑)」

Q最近日本では元気のない方が増えていると思います。そんな方々にこの映画を見てがんばってもらいたいと思いますので、清原さんの苦境を乗り越えた経験談などを交えて、この映画のメッセージをお願いします。
「ターニングポイントはたくさんあります。巨人やめた時、野球を続けるか辞めるか悩んだこと、ひざの怪我をした時、それに立ち向かったこと・・・ウォーカーと通じるものがいっぱいあります。すべて、自分の心との戦いですね。例えば、1ヶ月前から見れば、わかりやすく自分の成長が感じられる、でも、日々の進歩はなかなか見えにくいものです。だからこそ、めげずに進み続けることが大切だと思います。一人でも多くの人にこの映画を見てほしい。感動するし、「男として自分はここまで行けるか」考えさせられる映画です!」