4月6日、六本木ヒルズにて、映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』のファンミーティングが開催された。本作品が2006年のテレビドラマから始まる“のだめシリーズ”の集大成になることから、卒業記念と銘打っての豪華なイベントとなった。

イベントには、“のだめ”こと上野樹里、“千秋先輩”を演じた玉木宏をはじめ、シリーズの最初から作品を支え続けてきた瑛太、水川あさみ、小出恵介、スペシャルドラマ・映画前編で印象的な役を演じたウエンツ瑛士、ベッキー、山田優、福士誠治、吉瀬美智子が登壇。また映画後編の監督を務めた川村泰祐監督、武内英樹総監督も出席した。しかし、このそうそうたる出演陣、スタッフが現われる中で一番の完成を浴びたのは“ミルヒ”こと竹中直人であった。なんと他のメンバーが通常の衣装で登場する中、竹中直人ひとりだけがド派手な役柄そのままの姿で現れたからだ。このサプライズに、ミーティングに集まった約1,000人の“のだめ信者”も感激しきりの様子であった。

ミーティングは、フジテレビアナウンサーで自称“のだめ担当”の軽部アナウンサーが司会を務め、和気あいあいとした雰囲気で進行された。

のだめ後編を観ての感想を尋ねられた上野は、「最後なので笑顔で観ようと思って、瞬きせず、泣かないように見てたんですけど、ポロポロ泣いちゃいました。4年かけてるのでズンとくるものがありました。」とかわいらしいエピソードを明かした。また、先日行われた復習上映の際の舞台挨拶でネタバレすれすれの発言をした上野だったが、軽部アナに「後編ではファン待望の“コタチュー”も見れるんですよね?」と投げかけられると、戸惑いつつも、「コタチューは…はい。えっ、言ってもいいんですよね?!(笑)」と会場を沸かせる一面もあった。

シュトレーゼマン姿の竹中は役に入り込んだままで、「一生懸命ヤリマシタ!!ヨロシクオネガイシマス!!ミルヒって言えーーー!!!」と終始やりたい放題でイベントを盛り上げた。

締めの挨拶で、上野は「どのシーンも、どのカットも印象に残っている作品です。楽しんで下さい!」と述べ、玉木は「最後の最後に一番イイものができましたので、宜しくお願いします。」と作品の出来の良さを伺わせた。

イベントの最後には、1,000人の観客をバックに写真撮影が行われ、事前に観客に配られたクラッカー1,000個が華やかに鳴らされ、“のだめ卒業”が祝われた。

映画『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』は4月17日に全国東宝系で公開!!

(Report:森根隆之)