世界のトップ女優・カトリーヌ・ドヌーヴ
3年ぶりの来日!

公開に先立ちまして、国際女性の日(3月8日)を中心に、2月27日(土)から4月3日(土)まで、現代における新しい女性像について考えるイベント“Femmes@Tokyo(ファム@トウキョウ)”で、「女たちの記憶」をテーマにしたフランス映画特別上映に際し、本作の上映、そして主演・カトリーヌ・ドヌーヴが待望の来日を果たしました。

FEMMES@TOKYO
『隠された日記 〜母たち、娘たち〜』主演:カトリーヌ・ドヌーヴ記者会見
【日時】2/28(日) 16:00〜
【場所】SPACE NIO(スペース ニオ)(東京都千代田区大手町1-3-7 日本経済新聞社 東京本社ビル2階)
【登壇者】カトリーヌ・ドヌーヴ(67)、クリスチーヌ・フォール【駐日フランス大使夫人】

Q:新作の「隠された日記〜母たち、娘たち」は女性の生涯・生き方がテーマとなっていますが、日本の女性に対して伝えたいことがありましたらお願いします。
ドヌーヴ:映画のテーマに関して言えば、娘と母の関係ですね。できるだけ会話をして話し合うことをしたほうがいいと思います。とことん話し合うことで、すれ違いも少なくなりますからね。

Q:国際女性の日という日は、どういう意味を持つと思いますか?またフランスでは、どのように捉えられていますか?
ドヌーヴ:このように設定されることで、必然的にメディアに露出しクローズアップされ、議論されることになります。それはともて大切なことで嬉しく思います。

Q:多くの巨匠といわれる映画監督と仕事してきたあなたが、未来を担う若手監督と仕事をするときに心がけていることは何ですか?
ドヌーヴ:逆に教わることも多く、私たちは相互的な関係です。また、多くの人に未来の巨匠となる監督たちがいることを伝えたいと思うし、個人的にとても興味があるのよ。若い人たちと働き始めたから、まだ仕事が楽しいと思えている。もし、これが無かったら女優を辞めていたかもしれないわね(笑)

Q:60歳をこえるまで世界一の美女として活躍を続けるカトリーヌ・ドヌーヴさんにとって、映画の力をどう感じていますか?
ドヌーヴ:映画はどこにでも浸透していける。TVやDVDでも違う国の人にも本質的なものを伝えることができる素晴らしいものだと思います。また、映画を通して色々な国の人に会えることも素敵。世代・言語・社会を超えて通じ合えるものがあると思います。

Q:この会見の場にも、会場となっているこの丸の内にも大勢の働く女性がいます。女優して第一線で活躍し続けるドヌーヴさんですが、働く女性をどう思いますか?
ドヌーヴ:時間通りに働くというのではなく、私は「女優」という仕事をしています。それは恵まれていることだと思います。時間的に家庭と仕事の両立もでき、経済的にも自立できました。このような人ばかりではないことも分かりますので、働く女性を尊敬します。

Q:映画「隠された日記〜母たち、娘たち」は三世代の女性にわたる絆が描かれていますが、実際にドヌーヴさんの親子関係で絆を示す出来事があったら教えてください。
ドヌーヴ:映画の中の役の感想になってしまいますが、実際の私と娘の関係はとても上手くいっているから、作品の中で全く逆のことを演じるのはおもしろかったわ。娘役のマリナ・ハンズともとても親しくしていたけど、本番になるととても険悪な雰囲気になるの。よく知っている女優とこういう関係を演じることも楽しかったわね。