10月3日(土)、山口県防府市にて、「サマーウォーズ」マッドハウスの最新アニメーション映画『マイマイ新子と千年の魔法』<配給:松竹/11月21日(土)より全国ロードショー)のチャリティ上映会が開催されました。
原作は、平成21年春の紫綬褒章を受章した、防府市出身の芥川賞作家・?樹のぶ子が自らの幼少時代をモデルに描いた自伝的小説「マイマイ新子」。

今年7月、かつてないほどの土砂災害に見舞われた山口県防府市の復興を願い、その支援の一助として、被災地にある右田小学校、小野小学校、玉祖(たまのや)小学校の子どもたち、およそ350名を上映会に無料招待させて頂きました。
夏休みを災害によって奪われた子どもたちにとって、この映画の上映が少しでも「元気の素」になればと映画のスタッフ一同により企画したものです。

水沢奈子(16)
「初めて山口県に来ました。とても自然が綺麗で、映画の中の世界を感じることができました。
今回の災害の爪あとも実際に見ましたが、とても大変だったんだろうと思います。小学生の皆さんも、夏休みもあまり楽しめなかったと聞きましたので、今日の映画を楽しんでもらえたら嬉しいです」

高樹のぶ子(63)
「『マイマイ新子と千年の魔法』の舞台となった山口県防府市の惨状を、全国のニュースで見るのはとても辛かったです。この映画では千年の時を越えて、生命がバトンタッチされていきます。
今回の土砂災害で多くの人が亡くなりましたが、その命は防府の地で受け継がれていく生命です。
そのことを心において頑張って欲しいと思います」