12月5日(土)より映画『カールじいさんの空飛ぶ家』が全国ロードショーされる。
公開に先駆け、21日の敬老の日に宮城県仙台市にて「愛・敬老の日」プレミアイベントを行った。
本作のプロモーション監督を務める楽天イーグルスの野村克也監督が同世代のおじいさん達へがんばるメッセージを伝えるべく、『カールじいさんの空飛ぶ家』特別試写会イベントが開催された。

野村監督が、黒ぶち眼鏡と白髪頭“カールじいさん”そのものの風貌で登場すると、楽天イーグルスの地元仙台ということもあり会場は大盛り上がり。
観客席で沙知代夫人やお孫さんが見守る中、壇上に立った野村監督は、「私をプロモーション監督に選んだのはぴったり。カールじいさんを楽天ともどもよろしく。」と挨拶し、「この映画を見てうちの夫婦と似ている、まさに理想的な夫婦」と語った。

そして、「敬老の日」について、「毎年敬老の日がやってくるが、74歳になってもまだユニフォームを着せてもらって、夫婦元気で私ほど幸せな同世代の人はいないかもしれない、そしてこれは本当に奥さんのおかげ」と日頃の感謝の気持ちを述べた。

また、今回『カールじいさんの空飛ぶ家』のテーマ「夫婦愛」についてのエピソードを一般の方から募集。野村監督が「まさに、愛。夫婦円満の基本を感じた」という理由で選んだ「No.1エピソード」の松浦さんは、ご家族で来場し、野村監督より本日の試合のチケットを直接プレゼントされ、「親孝行ができた」と大喜び。

野村監督は、これまでの監督の野球人生をずっと支え続けてくれた沙知代夫人へ感謝の手紙を読み上げることに。このサプライズのできごとに、沙知代夫人はびっくり。野村監督が促すと照れくさそうに隣の席に座っていたお孫さんと一緒に舞台にあがった。
野村監督が「これほど照れくさいことはないなぁ」といいながら、「あなたはみんなからこわいこわいと言われるが本当はやさしすぎるということをわたしは知っています。たくさん食べてたくさん寝るけど元気・・・生涯最後まで、私のそばにいてね。」という手紙を読み上げた。

沙知代夫人が「さんざん言われていますが、まぁ夫婦なんてそんなものでしょ。」といつもの沙知代節で返し、2人の仲の良さを見せてくれた。沙知代夫人と一緒に並んだ孫の忠克くん(7歳)と彩也子ちゃん(5歳)は、おじいちゃんのことを「大パパ」と呼んでおり、「素敵な大パパ」と彩也子ちゃんが言うと、さすがの2人も孫には弱く、監督と沙知代夫人は顔をほころばせた。

最後に、野村監督から沙知代夫人へ、背番号「19」のユニフォームとボールを手渡し、本日の楽天VSオリックス戦の始球式のマウンドをプレゼント。
舞台挨拶後の囲み取材で野村監督は、「(沙知代夫人が)投げるのなんてはじめてだから、始球式が一番心配。」と話した。
また、今日のカールじいさんの風貌については「10年後の自分かも?」と話しており、「ぼくもあんな風になりたい」と夢を語った。また、最近の試合などで「野村やめるな!」というヤジがとぶと本当に嬉しく、仙台のファンは温かいと感謝の気持ちも表した。