日本のコメディ発祥の地、「浅草」。日本有数の芸術・文化施設の集積地域、「上野」。この2つの地域を舞台に、昨日9月21日(月・祝)〜25日(金)まで、「映画(Cinema)」「したまち(Old town)」「笑い(Comedy)」という3つの要素をかけ合わせた日本初の大規模なコメディ映画の祭典、「第2回したまちコメディ映画祭in台東」(略称「したコメ」、第22回東京国際映画祭提携企画)を開催します!
 したコメでは、映画人、地元の皆さん、観客が一緒に盛り上がれる仕掛けが盛り沢山!昨年の第1回よりもさらに楽しめること間違いなしです!!

 本祭にさきがけて、前夜祭オールナイト「トンデモ映画大集合!!復活!秘宝ナイト」が開催され、『デス・カッパ』の公開制作会見や、『ロボ芸者』のPRイベントなどが行われました。

●実施日時:9月21日(月・祝)
●場所:上野東急2

<秘宝ナイトの様子>
 会場満員!アメリカで大ヒット『ザ・ハングオーバー』の日本初上映。『デス・カッパ』の公開制作会見や『ロボ芸者』PRイベントなど大盛り上がりでした!
 ロボ芸者PRイベントでは井口昇監督・西村喜廣らがふんどし姿で登場!ロボ芸者ガールたちが井口監督のお尻に針を刺しました!

『デス・カッパ』公開記者会見

■原口智生監督:
 今ちょっとお酒飲みすぎちゃって酔っ払ってます(笑)
 最初怪獣映画ではなく妖怪ものの企画を出してくれといわれました。妖怪ものはちょっと飽きていて、はじめ正直やりたくないなと思って…嫌がらせで、こんなひどい話ならあきらめるだろうと書いた作品が、突然アメリカがこれは怪獣ものだといいだして…本当にやりたくなかったんです。
11月から撮影開始、1月に完成予定です。ドラマ部分に5日、特撮5日ってかんじですかね。皆さん期待しなくてもいいかなと思っています(笑)
この後はスプラッターをやりたいですね(笑)でも『デス・カッパ』やりますよ!こうなっちゃたので(笑)このジャンルはおはこですから。変で面白い映画になると思いますよ!

■千葉善紀プロデューサー:
 『片腕マシンガール』、『東京残酷警察』と続いて過激なちょっとやりすぎちゃった作品が続いたので、次は日本を代表するキャラクターで怪獣映画かなと。原口さんのところに河童のぬいぐるみがたまたま転がってて、これで一本映画が作れるんじゃないかなって、怪獣再生のエコ企画です。
 前の2作品と変わらない予算で怪獣映画を撮るという無謀なことしてます。最近はミニチュアセ
ットを使って怪獣映画を作らなくなっています。日本の文化をちゃんと作って外人に見せたいという思いがあります。
 いい人が近くにいると、映画って案外撮れちゃうものですよ。原口監督が声をかけるとすごいスタッフとか映画監督が集まります。まだ言えないけど、すごい人が映画にも出演します。
 怪獣が元気のない日本はさびしい。監督に怪獣映画を撮ってもらいたいと思
います。

■深華(ミカ):
先日台本を頂きました。面白いですよ(どもりながら)。楽しみにして下さい。

『ロボ芸者』PRイベント

■井口昇監督:
 出資のTOエンタテイメントから、『片腕マシンガール』みたいのを作ってほしい。海外でも日本でも両方通じて、しかも血が出ないやつを作ってほしいと言われた。そんなの無理だよーと思いできたのが、こんな感じです。
 ニューヨークでは車いすにのった竹中直人さんが足から銃を出して「ハンディキャップガール」というシーンが一番うけました。
 日本に帰ってきて、出資をしているポニーキャニオンの方にそれを言ったら「はぁそうですか」と暗い感じでした。日本と海外の温度差を感じました。
 鼻がちんこみたいなので天狗好きです。天ぐんを演じる亜紗美はもともと美少女系の女の子だったんですが、私の作品に出るようになってからトチくるって!今なんてすごいですよ筋肉がこんなんなってて。イズミは普段はお色気を振りまく、とてもかわいい子なんですけど、アクションをやり始めてからは、殺陣が勝新クラスになってますからね。
 (ロボ芸者ガールたちにお尻を刺されて)こんなにお尻を刺される監督はいませんよね。黒沢清さんも青山真治さんもやりませんね(笑)あ、桐谷さんもやりませんね(笑)
 こういう映画だってデートムービーになるんだって証明したいんですよ。今回はそんなに血も出ないので、女性の方でも見やすいですよ。妄想かもしれないけど(笑)

■西村喜廣:
『片腕マシンガール』は監督が携帯で脚本を書いていました。『片腕マシンガール』は携帯小説じゃないですかね。