イメルダ元フィリピン大統領夫人のドキュメンタリー映画『イメルダ』が9月12日(土)よりポレポレ東中野にて公開されました。公開を記念してTV朝日コメンテーター川村晃司さんにご登壇頂き、トークイベントを開催致しました。

以下、川村晃司さんのコメント。

1979年にUNCTAD(国連貿易開発会議)の総会がマニラで開催されたときに、当時の大平首相に同行してフィリピンへ行き、居住環境大臣であったイメルダ夫人と懇談取材を行った。そして話題は彼女の靴になり、靴を披露してもらい写真を撮らせてくれた。しかしそれよりも、化粧とその匂いがすごかった。

イメルダ夫人が襲われたシーンは今まで見る機会がなかったので、よく覚えています。また、カダフィやカストロとの会談。しっかりとそれぞれの国の教訓を勉強して挑んでいました。それに美の絶頂期だったのでしょう、煌びやかでした。さらにTPOの感性がとても優れており、大統領夫人になってからは一層磨きがかかっていた。そんな彼女は自分を中心に回っていると考えるようになったのかも知れない。きっと、自分が行くところに人が集まって来るから、自分は支持されているのだと勘違いしていたのだろう。周りはとても苦労していたようですが、私のために苦労するのは当然よ!と思っていたのではないだろうか。