清水崇監督がヴェネチア映画祭で大監督にトロフィー授与!
アジア圏初の3D映画『戦慄迷宮3D』の「ワールドプレミア3Dフッテージ」上映に
1000人を超す観客のボルテージも最高潮!!

日本映画初となるデジタル3D実写長編映画であり、『パイレーツ・オブ・カリビアン』『ホーンテッド・マンション』に次ぐ日本初のアトラクション・ムービーである『戦慄迷宮3D』が、第66回ヴェネチア国際映画祭にて”ワールドプレミア3Dフッテージ” 上映されました。
今年から新設された「第一回3Dアワード」の栄えあるプレゼンターを、アジア圏で初めて長編デジタル3D映画を作った清水崇監督が、「アジアの3D映画の先駆者、権威」としてヴェネチア映画祭のチェアーマンであるマルコ・ミューラーから要請・招待を受け、大役を果たしました。
「3Dアワード」には全世界で大ヒットを記録した『モンスターvsエイリアン』や『カールじいさんの空飛ぶ家』、『アイスエイジ3』など10本の作品がノミネートされ、 “ベスト・オブ・ザ・イヤー”にはジョー・ダンテ監督の「The Hole」が受賞。『戦慄迷宮3D』は、それらの錚々たる3D作品と肩を並べると共に、来年度最も期待される1本として特別に3Dハイライトシーンのみが全世界初披露され、たった数分の上映にも関わらず、会場は熱気に包まれました。清水崇3年振りの最新作への期待、それを大きく上回るリアクションが、3Dメガネをかけた1000人を超す観客から沸き起こりました。
つきましては、国際的な檜舞台でのお披露目も果たした、世界的に大注目である本作のニュースを、お取上げ下さいますよう宜しくお願申し上げます。

◆ワールドプレミア3Dフッテージ上映&清水崇監督登壇のご報告

ヴェネチア映画祭で現地時間9月11日の夜、アジア映画史上初のデジタル3D長編映画となる清水崇監督の新作『戦慄迷宮3D』の、5分間のフッテージが上映された。同映画祭で今年から開設された、3D映画を対象にした授賞式のオープニングであり、清水監督は栄えある”大賞”のプレゼンテーターとして映画祭から急きょ招聘されていた。
授賞式ではまず映画祭ディレクター、マルコ・ミューラーが3人の審査員であるナディア・ラノッチ(伊3D映画女性監督)、歴史家のデーブ・カー、LAウィークのスコット・ファウンダを紹介。続いてアジアを代表するホラー映画監督として清水監督が大歓声の中登場し、堂々英語でスピーチを行った。清水監督は「わたしは大監督ではありません」と自身が小柄なことに掛けたジョークで場内を湧かせた後、「3D映画の制作がたんにブームで終わらないよう、監督それぞれの感性によって3D映画を発展させていくことが大切」と語り、続いてフッテージが上映された。
わずか5分間の映像ながら、廃墟の病院を舞台に次々と不気味な立体的亡霊が現れるヴィジュアルに、ヴェネチアの観客は釘付けに。監督の名前がクレジットに出ると拍手が起こり、さらにウサギのぬいぐるみが画面に向かって飛び、画面から観客に向かって (スクリーンを突き抜け大劇場の空中に!)飛び出す3D効果満点のシーンで大歓声が起こり、そのぬいぐるみのはらわたから観客の目の前に迫るかのように少女が現れる場面などで拍手喝采が。西洋の3D映画とはひと味異なるリアルで恐ろしい演出、清水監督の独特のテイストが会場を魅了、まさしく1000人を超える観客が一体となって息を飲む”3D新映像体験”を果たした。
フッテージ終了後はいよいよ受賞者の発表に。みごと栄冠を手にしたのは、『グレムリン』『インナースペース』などで御馴染のハリウッドのベテラン監督ジョー・ダンテ初の3D映画『The Hole』。「イノベイティブで表現力にあふれる一方、優雅でクラシカルな演出を見せてくれた」と審査員団がコメント。壇上に上がったジョー・ダンテは、清水監督から記念像を受けとると、記念像を観客に突きつけながら3D的なアクションでおどけ、仲良く2ショットの写真に収まった。
ちなみに3Dコンぺティションの対象となる作品は2008年から2009年に製作された3D映画で『カールじいさんの空飛ぶ家』や『アイスエイジ3』など、十本の作品が対象になった。この3D映画のセレモニーは、新たなヴェネチア名物として今後も続く。

10月17日(土)新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国ロードショー