映画「ちゃんと伝える」の初日舞台あいさつが都内で行われた。冒頭、父親役の奥田瑛二さんが、ＥＸＩＬＥのＡＫＩＲＡとは、違う俳優ＡＫＩＲＡを絶賛、初主演作であると強調した。ＡＫＩＲＡさんは先に公開されている竹中直人監督の「山形スクリーム」にも出演しており、同じ俳優であり、監督でもある奥田瑛二さんが、竹中さんへの挑発的なコメントをした。

舞台挨拶でのコメントは、以下のとおり。

□AKIRA「この作品には魂を込めて作りました。今日は嬉しさでいっぱいです。」

□奥田瑛二「この中で、ＥＸＩＬＥの代々木体育館で開催されたライブに行った人はいるでしょうか？観客の皆さんは幸せですよ、本作のＡＫＩＲＡは男の魂がありますから。」

□伊藤歩「まったく違う精神の持ち主を演じているAKIRAさんには注目ですよ。今日は、本当に有難うございました。」

□高橋惠子「AKIRAさんと共演し、とっても演技がお上手だなと思いました。魂を込めたというのが、本当に伝わってくる演技でした。芝居が好きなんだなと感じましたね。私もこの作品は、一生忘れられない作品になりました。ありがとうございます。」

□園子温監督「キャストの皆さんは、本当にやる気が半端なく、AKIRAさんに関しては根性がある役者さんでした。」

Ｑ現場のエピソードを教えてください

□奥田瑛二「エピソードは作らないようにしています。しかし、ただ一つ言えるのが、園子温監督と仕事がしたかった。これが一番のエピソードです。」

□高橋惠子「園子温監督とは初めてのお仕事でしたが、安心して自由に動けました。私が体調を崩した時に、伊藤歩さんが薬をくれたり、みなさんに支えられて撮影を行いました。」

挨拶後、明日が誕生日を迎えるＡＫＩＲＡさんのバースディイベントも行われ一足早く会場のファンとお祝いを行った。

人は最期に何を思い、どうやってそれを伝えていくのか。　あなたの“ちゃんと”は何ですか？
鬼才・園子温監督が想いを込めた新境地である本作。
「ちゃんと伝える、ちゃんと伝える。」映画の中でも何度も繰り返されるこの言葉が、静かな感動を呼ぶ。
映画『ちゃんと伝える』はシネカノン有楽町1丁目ほか全国ロードショー

(Report:椎名優衣)