吉田篤弘原作の大人に向けた大人気ファンタジー小説「つむじ風食堂の夜」が映画となって公開される運びとなりました。キャスト・監督を迎えての製作発表記者会見を行いました。

【日時】7月16日(木)
【場所】ANAインターコンチネンタルホテル

篠原監督とは馴染みの深い、オール函館での撮影!
皆さん、函館が非常に気に入ったようで、それぞれの函館エピソードと本作への思いを披露していました。

八嶋「プチ自慢ですが、原作の吉田先生は本を書くときに私をイメージして書いたそうで、来るべくして来た役なんだなと思いました。今回は函館の皆さんの協力なくしては出来上がらなかった作品です。アマルフィではないので、予算も少なかったですが、現地の方々の協力を得て、完成させることが出来ました。作品に直接関わらなくても、トイレを貸していただいたり(笑)クリスマスイブ・クリスマスと民化に泊めていただいて、ケーキまでいただいてしまいました。函館は和洋折衷でどこか異国情緒も感じられ、原作も函館が舞台なのでは?と思うくらい幻想的でした。」

月船「劇中でも舞台女優で八嶋さん演じる私に“脚本を書いてください!”と言うシーンがあるのですが、実際にそういう経験もあったので、非常に共感できました。函館は非常にキレイで、想像を絶する寒さではあったのですが、その分、地元の皆さまの優しさが沁みました。」
スネオヘアー「飲み屋でしか言えないことを歌にするというスタンスでミュージシャンをやっているので、演じるということは難しかったです。でも、アーティストとしての芽もなかなか出ず、そろそろ喫茶店のマスターとかやりたいなと夢見ていたので、演じられて嬉しかったです(笑)」

篠原監督「12月の真冬に函館で8日間で撮影したのですが、出来上がるまでには半年かかって、ようやく皆さまにご紹介できるようになりました。言葉には出来ないですが、ちょっと世の中にない一風変わった、それでいて気持ちのよい映画になりました。2001年に函館で撮影したことがあったのですが、昨年久しぶりに函館に行った時に、自分がこの街に吸い寄せられているんじゃないかと感じました。八嶋さんが手品をするシーンがあるのですが、函館には手品の先生までいて、つむじ風のために函館があるんじゃないかと思ってしまいました(笑)」