6月6日公開の役所広司第一監督作品『ガマの油』にて、「母の日限特別試写会」を行いました。本試写会は「母子」限定として応募をかけ、来場者にはカーネーションが配布。会場は満員御礼となりました。そこに、本編で親子三人を演じた役所広司さん、瑛太さん、小林聡美さんが登壇。
父親役の役所さん、息子役の瑛太さんから、母親役・小林さんへ「母の日のプレゼント」として、それぞれ花束を贈呈され、アットホームなムードに包まれました。
皆さん、それぞれ母の日の思い出を語り、役所監督は”妻”(小林聡美さん)を「イイ女の代表」と大絶賛。本編の中でも、はちゃめちゃな親父を優しく見守る小林さんが温かな母親役として、素晴らしい演技を披露しています。

一言ずつ挨拶をお願いします。
役所:はちゃめちゃ親父を演じた役所広司です。本日は暑い中ありがとうございます。

小林:本日は29度という暑いにも関わらず、またインフルエンザという怖い病気がはやっているにも関わらず、お越し頂きましてありがとうございます。私は、はちゃめちゃな親父を見守る良き妻を演じさせて頂きました。

瑛太:父親の拓也の息子を演じました。宇宙飛行士を目指す青年の役です。本日は宜しくお願い致します。

小林聡美さんを妻役として選んだ理由は?
役所:ええ。小林さんと一緒に仕事がしたかったんです。はちゃめちゃな男を見守ってくれるという、ちょっとひと昔前のイイ女役をやってもらうには絶対小林さんですよね。イイ女代表です!僕は小林さんとご一緒できて、毎日楽しくて仕方なかったです。

小林:こういった役に私を選んだ役所さんの勇気に感謝しております。

瑛太:小林さんとはちょっとしかからみがなかったですが・・・楽しかったです。色々助けてもらいました。

矢沢家の食卓が印象的でしたね・
役所:劇中では小林さんがコロッケを作ってくれるんです。

小林:何もつけずに、おやつとして食べるのも大好きです。

母の日の想い出を教えてください。
役所:小学校4年生くらいの時の夏休みに、家の手伝いをして、おこづかいを貯めて、カーネーションと小さなエプロンをプレゼントしました。これ一回だけでしたね。死ぬまで母親は覚えてました。

小林:毎年お花を鉢で送ってます。それを毎年咲かせて楽しんでいるみたいですね。
今日も電話したら、『宣伝活動頑張るように』と言われました。

瑛太:『ありがとう。これからも健康で元気でいてください』というメールを送りました。返事は長かったので、後でみてみます。
母親からくるメールの件名には『RE』がたくさん残っているところが気になりますね(笑)
ここで、役所さんからは情熱的な愛を表した花束、優しい感謝の言葉を表した花束がそれぞれ小林さんへ送られました。

小林:家族からお花をもらうってこんなに嬉しいことなんだなって思いました!!

最後に皆さまから見どころを一言ずつ。
役所:命がけですごい凶暴な動物と闘うところがあるので、そこを是非注目してみてください。映画監督として。スタッフにもキャストにも色々負担をかけたなを思いますが、感謝しております。
この映画に参加してくれた皆さんの”こども”であるこの「ガマの油」を皆さんに可愛がってもらえればいいなと思います。いじめられるかもしれないけれど、愛してほしいですね。
小林:人と人とのつながりを感じる作品です。そばにいる人の大切さを感じてくれたらと思います。

瑛太:今回役所さんからたくさんのことを学びました。この映画、『ガマの油』は生きる上で大切なことを教われる映画になってると思います。今日は楽しんでいってください。