ダ・ヴィンチの名画に隠された謎が、世界的大ブームを巻き起こした『ダ・ヴィンチ・コード』。その続編 『天使と悪魔』がついに映画化。
5月15日(金)の全世界同時公開に先立ち、本日、主演のトム・ハンクスをはじめとするキャスト・スタッフによる来日記者会見を行いました。今回が6度目の来日となるトム・ハンクス。1984年の『スプラッシュ』以来4度のコンビを組むロン・ハワード監督と揃っての来日はこれが初となります。さらに1986年、ロン・ハワードとイマジン・エンターテインメントを設立、『ビューティフル・マインド』『アポロ13』などを世に送り出し、人気ドラマ「24-TWENTY FOUR-」のヒットメイカーとしても知られるプロデューサー ブライアン・グレイザー、ラングドン教授とともに大きな謎に挑む女性科学者に大抜擢されたイスラエル出身の 女優アイェレット・ゾラーという豪華な4名が登壇しました。

『天使と悪魔』来日記者会見
日 程:5月7日(木)
会 場:帝国ホテル 本館2階 孔雀の間・東(千代田区内幸町1-1-1/TEL:3504-1111)
登壇者:トム・ハンクス、アイェレット・ゾラー、監督ロン・ハワード、製作ブライアン・グレイザー

今年最大の注目作ということで、スチール140名、ムービー35台ものマスコミが駆けつけました。
トム・ハンクスは水をのどに詰まらせて笑いをとったり、ローマでのワールドプレミアを終えてすぐ日本にやってきた4人は仲の良いやりとりを繰り広げ終始穏やかなムード。
続編の話になると「トムがまた出演してくれるなら・・・どうかな?」(製作ブライアン・グレイザー)とその場でプロデューサーからリクエストがあがり、「また東京に戻って4日間のプロモーションの機会をくれるならOKだよ!」(トム・ハンクス)と、再来日を希望するコメントに思わず客席からは拍手が。

以下主なコメント。

◆トム・ハンクス
この映画は問題を提起してそれについて考える、という作品。
世界では論議をかもしているけど、僕は何作でも出演したいよ。
僕の演じたラングドン教授はシャーロック・ホームズのような普遍的なヒーローになる得ると思う。
3作目も日本でプロモーション期間をもらえるならぜひ参加したいよ!
共演した、ヒロイン・アイェレットに関しては「撮影中、僕たちの宝物だった」とにっこり。
会見の最後には日本語で「どうもありがとうございます!」と連呼していました。

◆アイェレット・ゾラー
これほどの大作、しかもトム・ハンクス、ロン・ハワードと仕事ができて、とても良い経験になったわ。ファンタスティックだった。
夢にまで見たことが実現したのよ。現場のスタッフも素晴らしく、世界で物義を醸す作品に出ているなんて自覚がないくらい、貴重な経験で毎日踊っているような気持だった。
二度とこんな経験はできないかもしれないけど、二度目があるように願っています。

◆監督ロン・ハワード
今日はこんなたくさんの人が集まってくれて、ありがとうございます。
「ダヴィンチ・コード」の続編になるわけですが、アクション、サスペンス、バイオレントすべて前作より上回っています。
ラングドン教授も学者からヒーローになる様が描かれています。
撮影ではヴァチカンの協力が得られないことは分かっていたのである素材を駆使して挑みました。
ローマで冒険しているような気持ちになってもらえるように、サイレント映画の手法やCGなどを駆使して映像を撮影しました。

◆製作ブライアン・グレイザー
また、トム・ハンクスと仕事ができて嬉しいです。貴重な体験ができて感謝しています。
「天使と悪魔」は「ダヴィンチ・コード」よりもテンポがあって映画に向いていると思います。
テーマがテーマなので非難を浴びる可能性もあったのは覚悟していたが、
「ダヴィンチ・コード」の経験もあったので前作よりは気にならなかったよ。
とても心配はしていたが、非常に楽しい作品が撮れました。「ダヴィンチ・コード」を超える作品ができたと思っています。