4月22(水)スペースFS汐留にて、『女の子ものがたり』完成披露試写会を行いました。
深津絵里さん、大後寿々花さん、福士誠治さん、波瑠さん、高山侑子さん、森岡利行監督、西原理恵子さん(原作)が登壇。
一同揃ってマスコミの皆様の前で舞台挨拶を行いました。
作品の中で、子供たちが願いを書いた紙をビンに詰めて海に流すことにちなんで、特製タイムカプセルを用意して、登壇者のみなさんの子供時代の夢を入れていただきました。

監督:スタッフ、キャスト一丸となって、魂をこめた作品ができました。
東京出身の方も、地方出身の方も子供のことを思い出して、楽しんでください。

福士:「女の子ものがたり」というなか、男の子ですが… 楽しい作品になっています。

西原:自分の作品が手を離れて、新しい作品になることを本当にうれしく思っています。
完成した作品を、今日始めてみるのですが。とても楽しみにしています。

深津:原作が大好きで、今回映画化に関わることができて、うれしい気持ちでいっぱいです。原作の世界が映画に詰まっているので、それを感じてもらえたらうれしいです。

大後:たくさんの方に見ていただけてうれしいです。宜しくお願いします。

波瑠:とても素敵な映画になっているので、今日、たくさんの方に見ていただけるのがうれしいです。

高山:完成した映画を見て、何回も泣いてしまいました。
皆さんにも感動していただけたらうれしいです。

Q原作が好きだという深津さんですが、読まれた感想は?

深津:一言で表現するのはとても難しいのですが、心の奥のほうが刺激されたというか
震えた感じがしました。「出会えてよかった」と思える作品でした。
それと同時に、映画のお話をいただいたので、ビックリしました。

Q原作には無い、大人時代を演じていられますが

深津:原作には描かれていない部分ですので、西原さんのこところに伺って
ご本人の粒子をキャッチできたらいいなと考えていたのですが、お話を伺っているうちに
深く考えて、分身を演じるのは逆に失礼になると思ったので、感じたことをそのまま伝えることが役目だと思っていました。子供時代の皆さんの演技もとても刺激になりました。

Q:深津さんが演じられたことについて

西原:自分の半分ぐらい(体の細さ)の人が演じてどーするんだと思ったんですけどね(笑)
作品の製作には、一切口出しはしなかったんです。孫を見るようで。
失敗しても、私のミスではないのですごく気楽です(笑)
皆さんの演技をしっかり見させていただきます。

Q「女の子ものがたり」に出演されて

大後:色と言葉の使い方がとても印象的でした。菜都美は3つの時代に分かれているのですが、一人の人生という繋がりを意識して演じました。

Q現場はいかがでしたか?

波瑠:監督が怖くて… 厳しくしていただいたからこその演技ができたと思っています。
2人とも仲良くなれたと思います。

高山:休みの日も、ご飯を食べに行ったり一緒に行動していました。
自然に囲まれている現場だったので、普段見られない景色が新鮮でした。

大後:1番年下なので、仲良くなれるか緊張していたのですが、撮影が始まって
2人にとても助けられました。

Q作品をみた感想
福士:撮影自体深津さんと犬ご一緒が多かったんです(笑)
現場ではあまり「女の子」を感じたことは無かったんですが。作品を拝見して
子供の頃の感覚がとてもうまく描かれていて、男性が見てもとても面白い作品だと思います。

Q深津さんとの共演は?
福士:2人の芝居が多かったので、相談しながらやりました。
犬もとてもいい芝居をしてくれてね(笑)いいこで、なかなか吼えてくれなかったくらいです。(ほえる場面で)

Q原作ファンの監督が映画に込めた思いとは?
監督:へこんだり、流されたりする中で、西原さんの作品は、辛いことも苦しいことも笑っちゃえ!人生楽しめ!みたいな部分がすごくあって、そういうことが、映画でも出せたらいいなという思いを込めて作りました。

● タイムカプセル(子供の頃になりたかったものは?)
高山:動物が好きなので、ペットショップの店員になりたかったんです。
本当は、獣医になりたかったんですけど、資格を取るのがなかなか大変そうだったので(笑)

波瑠:イルカの調教師になりたかったです。動物が好きなのですが
猫アレルギーなので… イルカはアレルギーが無さそうなので(笑)

深津:特に、何になりたいかとかはなかったんです。
“大人”というものになってみたいなと思っていた気がします。
いまだに、”大人”というものなのかわからないんですけどねぇ

西原:絵描きさんになりたかったんです。夢が叶ったんですけどね。
東京に出てきて、周りのレベルの高さに圧倒されたんですが、人があまりやりたがらない
仕事をしてきたのがよかったんですかね。

福士:野球選手になりたかったです。でも、高校生の時に、坊主にしないといけなくて
それが嫌で諦めました(笑)

監督:漫画家になりたかったんです。父親に、「好きなことをして食べていけるはずが無いだろ!」と怒られて諦めました。

Qご覧いただく皆様にメッセージ
深津:真直ぐな気持ちで作った作品です。それが、しっかり皆さんに伝わるとうれしいです。