『マッハ!』監督(プラッチャヤー・ピンゲーオ)最新作『チョコレート・ファイター』が5月23日(土)よりいよいよ公開となります。この映画は本国タイであの『レッドクリフ PartⅠ』の2倍以上の興収をたたき出し大ヒットを記録し、その後世界各国で話題となりました。

ヒロインのジージャーさんは華奢な体格とチャン・ツィイー並みの美しい容姿を持ち、さらにブルース・リーのカリスマ性、ジャッキー・チェン並みの超絶アクションをこなすという信じがたい才能を兼ね備えた奇跡の女優!と各国評論家から大絶賛を浴びています。

このジージャーさんの来日を記念し、4月15日(水)に舞台挨拶つきイベントが行われました。舞台挨拶には共演の阿部寛さんも駆けつけたほか、応援ゲストとして筋肉自慢のお笑いコンビ「ザブングル」(加藤歩・松尾陽介)が登場し、ジージャーとの格闘バトルに挑みました。

ジージャーさんと「ザブングル」の加藤さんによる格闘バトル(バックまわし蹴り対決&ブリッジキック対決)では、ジージャーさんが華麗に見事なキックを披露し勝利しました。惨敗した加藤さんは罰ゲームとしてジージャーさんにキック(寸止め?)の連打を受け、会場は大盛り上がりでした。

「今回私の映画が上映されるということで胸がドキドキしています。どうか皆様、私の映画を観ていただけたらと思います。」と丁寧に挨拶をしたジージャーさん。
日本に来るのは今回で3回目だそうで、「日本で好きな所は気候、景色、清潔さ、料理とお菓子の美味しさ、そして日本人のみなさんがとっても親切なことです。」と日本が大好きな様子。
「自閉症であり体が小さい私(の役)が大きい男の人もバッタバッタと倒していく、そのリアリティを出すためにスピードとしなやかさを持ち味にした技(アクション)を使っています。」と映画のみどころを語ってくれました。

一方アクションシーンに不安があったものの、『マッハ!』を観て監督の映画づくりにぜひ参加したいと出演を決意したという阿部さん。
「演技やアクションに対する監督のこだわりがすごかった。日本では1日で終えてしまう3ページのシーンを、2週間かけて撮る。そういう贅沢な環境でつくっているからクオリティの高い作品が出来上がるのだと思いました。」と日本とは違う環境での撮影に刺激を受けたことを語ってくれました。
「最後のエンドロールで流れるNGシーンを観ると、この映画がどれだけ大変で危険なことをやっていたのかがリアルにわかるので、最後まで観きっていただきたいです。」と熱いコメントで締めくくっていました。

(Report:菊田ひとみ)