『硫黄島からの手紙』のクリント・イーストウッド主演・監督最新作!

応援サポーター
鳥越俊太郎×徳光和夫が語る
‘人生の締めくくり方’‘次世代へ伝えたいこと’

『硫黄島からの手紙』から2年、主演兼監督作としてはアカデミー賞の作品賞、監督賞など主要4部門を獲得した『ミリオンダラー・ベイビー』以来4年ぶりとなる、クリント・イーストウッド最新作『グラン・トリノ』。イーストウッド演じる偏屈で頑固な老人ウォルトは、隣に引っ越してきた移民一家の少年タオと出会うことで、今までの偏見に満ちた人生が変わっていく。そして、家族をも超えたその友情は、予測できない衝撃の結末を招くことになる…。
世界中の評論家から大絶賛されている『グラン・トリノ』は、興行成績的にも全世界で大ヒットを記録。全米ではクリント・イーストウッドの監督作、そして主演作としても全作品中、過去最高となる興行成績を78歳にして樹立し、ファンの間ではこの作品がクリント・イーストウッドの出演する最期の作品になるのでは?との噂も。イーストウッド本人もこの作品において“俳優引退宣言”と取れる発言をしており、まさにイーストウッド作品の集大成とも言える衝撃のラストを秘めた最高の感動傑作です。
そして本日、本作品の特別試写会を実施。上映後に、鳥越俊太郎さん(69)と徳光和夫さん(68)が『グラン・トリノ』応援サポーターとして登場し、本作の大きなテーマ、“人生の締めくくり方”や、自らの人生を通し「生きること」「次世代へ伝えたいこと」などについて語りました。ご自身の最後の締めくくり方について、鳥越さんは「畳の上でモーツアルトの40番、バッハのチェンバロ協奏曲を聴きながら、何も思い残すことなく、後悔することなく死にたいですね。」とコメント。徳光さんは「劇的な死に方をしたいですね。例えばマン馬券を持ってショック死なんか憧れます(笑)」とのこと。最後にどんな人に見てもらいたいかとの質問に、鳥越さんは、「自分の生き方がまだ定まっていない若い人にたちに、是非見てもらいたい。ウォルトのような生き方もあるんだ。気高い魂のようなものを感じてもらいたいですね。」と熱く語り、それを受けて徳光さんは、「素晴らしいコメントですね。私は若い人もそうですが、50〜60代の方にも是非見てもらいたいです。人はいくつになっても出会いでチェンジできるのは間違いないので。」と締めくくりました。

その他コメントは以下の通りです。

鳥越さん:
・この作品は深みがあり、ここ10年間のアメリカの問題とリンクしてくるようなシーンがいくつかあります。例えば、人種差別。以前アメリカに住んだことがあり、かなり実感しました。オバマ大統領が出てきた今でも、心の中深くにまだ偏見があるように感じます。また世代間のギャップや対立など、イーストウッドは今のアメリカの問題を意識して描いているのではないでしょうか?
・最後は、畳の上でモーツアルトの40番、バッハのチェンバロ協奏曲を聴きながら、後悔することなく死にたいですね。
・この作品は、自分の生き方がまだ定まっていない若い人にたちに、是非見てもらいたい。ウォルトのような生き方もあるんだ。気高い魂のようなものを感じてもらいたいですね。

徳光さん:
・年代別にそれぞれ違った感動があったのではないでしょうか?個人的には侍ジャパンの感動が消えないうちに、この作品が感動を与えてくれました。そして、道標のようなものを授けてもらったような気持ちです。
・フォードのオールドカー“グラン・トリノ”に代表されるように、古きよきアメリカは、まさにウォルトのような人物だと思います。イーストウッドは金儲け主義、9.11以降の戦争など、今のすさんだアメリカにきっと何かを提示したかったんでしょうね。
・最後は、劇的な死に方をしたいですね。例えばマン馬券を持ってショック死なんか憧れます(笑)
・この作品は若い人にもそうですが、50〜60代の方にも見てもらいたいです。出会いで人はいくつになってもチェンジできるのは間違いないので。