第31回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞に輝いた映画『鉄コン筋クリート』のアメリカ出身映像クリエイター マイケル・アリアス監督。
待望の初実写映画『ヘブンズ・ドア』を完成させた彼が、25日(木)に銀座・アップルストアでのインストアイベントに登場しました。

『ヘブンズ・ドア』は、“のこり3日の命”と突然宣告された男と少女が、人生の最後に≪最高のエンディング≫を目指して疾走する青春ロードムービー。
そんな本作は、編集過程でMacのソフトウェア「ファイナルカット」を使用し、最初から最後までオンライン(素材の映像をそのままの解像度で)編集された、マイケル・アリアス監督としても初の経験となる編集方法を採用。今回のイベントでは、残念ながらカットされてしまった未公開の映像も含めた内容で、マイケル・アリアス監督が新たに再編集した映像を大公開! 迫力満点のカーチェイスのシーンを題材に、実際に「ファイナルカット」を使用して、普段は見られない製作工程を実演、貴重な撮影の裏話を披露しました!

<マイケル・アリアス監督 コメント>
2か月の撮影期間で約50時間カメラを回して、その素材を約4カ月かけて編集しました。限られた時間の中で、どれだけ良い素材を集められるかを考えていたので、最大6台のカメラを回して撮影しています。カーチェイスのシーンでは実際に車が横転してしまうなどのハプニングもありました。
色味にもこだわっていて、後でCGを加えて色味を調整しているところもあるんです。
フィルムとビデオは全く別のものだからどちらがいいとは言えない。編集マンも僕も初めてファイナルカットを使ったから、今度映画を作るときはもっと効率的にできたら良いと思います。