ジョージ・クルーニー監督・主演最新作『かけひきは、恋のはじまり』 が、11月8日(土)よりみゆき座ほか全国公開します。
本作は1920年代の古き良きアメリカを舞台に、ベテランスポーツ選手と敏腕女性記者の“恋のかけひき”を描く大人のラブストーリー。口喧嘩をしながらお互いが“本当の相手”かどうかを吟味していくという作中の恋愛術にちなみ、携帯メールだけではない、対話型の大人の恋愛テクニックについて語り、恋の季節にワンランク上の恋愛を楽しむための女性限定の特別試写会が28日(火)に行われました。

登壇者は、同世代の女性に絶大な人気を誇る黒田知永子さんです。当日は作中のレニー・ゼルウィガーのように赤いワンピースで登場! 黒田さんには、大人の恋愛テクニックについて、また映画にちなんだ三角関係や新しい恋についても(!?)たっぷりと語っていただきました。

MC:作中のジョージ・クルーニーのような男性はどうですか?
黒田:主導権を持ってる男っていうか、意外とリードしていますよね。今は、優しい感じの人が多くて、甘くて、優しいんですけど。あと、男同士のつながりがとっても男っぽい。私たちの世代は全然そんなことないんですけど、今の若い人たちは携帯で探り合いをするらしいので、目と目で会話をするっていうのが、これが普通なのかな、というか。こうあるべきなのかな、と思いました。

MC:そうなんですよね。今、皆さん携帯でやりとりしますよね?メールって、伝わりづらいんですよね。
黒田:こっちの思っているニュアンスと、微妙に違うときがあると思うんですよね。携帯の方が良いときもありますし、本当にありがたいなって思うときもあるんですけど(笑)、その文面は相当気を使って書かないと、こっちが思っているニュアンスと(読む側の受け取り方が)違っちゃったり……

MC:私もそうです。忙しいときとかはメールでいいかな、となるんですけど、特に好きな人とかは会って喋った方がいいかなと思ったりするんですよね。
黒田:(映画の中の2人は、会話をしながら)だんだん仲良くなるんですよね。
MC:どっちも意地っ張りなんですよね。なんというか、男らしいんだけどやんちゃで……
黒田:そうですね。最初から気になって気になってしょうがないんですよね、お互いに。丁々発止のやりとりしながら。なんとなく思わせぶりだったり、そういうのが面白かったですね。

MC:私、大人になればなるほど、大人の恋愛って難しいなって最近思うんですよね。若い頃は、バーッといけちゃったりするんですけど、相手の様子伺っちゃったりとか。どうなんでしょうね。
黒田:やっぱり、若いときから恋愛をしてると、そうやって学ぶこともあるんじゃないですかねぇ。

MC:そうですね。逆に賢くなりすぎたり、経験した余計な知識が入ってしまったりするのかもしれないですね。この2人もかけひきをしていますが……
黒田:お互いに、いろいろ思うところもあり、会話をしながら相手の出方をうかがう、それが凄くオシャレだったり、でもポロッと本音が出たり、そこに若い男の子が絡んできたり、男同士の友情があり、かけひきがあり、さや当てがあり、盛りだくさんでしたね。

MC:黒田さんはジョージ・クルーニーお好きですか?
黒田:凄い素敵だと思いますよ。

MC:手が上がりますね! どんなところが魅力ですか?
黒田:やっぱり、渋い感じだけれども笑った顔が可愛い。でも何と言っても驚いたのは、自分と同じ歳ってことですね(笑)。(会場、笑いが起きる)

MC:レニー・ゼルウィガーとも恋仲だったんですよ。
黒田:(本気でビックリして)そうなの?!知らなかった!でもずっと(相手役を)レニーでやりたかったそうですね。

MC:別れた女性にも寛大な男ですよ(笑)。なかなかそんな人いないと思うんです。どう思いますか?そんな男性は。
黒田:どうでしょうね。そこはやっぱり仕事なんでしょうね。役として、彼女に頼みたかったというか。こういう仕事があったからこそ、二度と会わないっていうのではなく。こういう形もあっても良いなと思います。

MC:やはり笑顔っていうのは男性にとっては重要でしょうか。あと大人の男に重要なのは何でしょう?
黒田:包容力!

MC:この映画のジョージ・クルーニーの役っていうのが本当にチャーミングだったんですが、では最後に映画をご覧になって、どんなところを観ていただきたい、というのをお話しいただけますか。
黒田:アメリカンフットボールのチームなんですが、それを通じての男同士の会話や、男同士のつながりもとても素敵でしたし、あとはやっぱり同年代の一生懸命やってきた2人が、「どっちから声をかけるか」とか「言ってほしいし、言わせたい」みたいな本当に恋のかけひきですね、かけひきって言うと打算的な感じがするけれども、恋を発展させたいという2人がおもしろいですし、洋服とか雰囲気がとても素敵なので、ぜひぜひ楽しんで観てほしいです。