その時代における社会情勢を映画に投影し、その時代に生きるすべての人の現実と希望を描いてきた映画『釣りバカ日誌』シリーズ。1988年から始まり、今年2008年でなんと20周年を迎える。

国民的人気シリーズ、最新作!今回はシリーズ初の社員旅行!
大分県でハマちゃんとスーさんを待ち受ける獲物とは・・・!?
10月25日(土)に丸の内プラゼールにて、映画『釣りバカ日誌19 ようこそ!鈴木建設御一行様』の初日舞台挨拶が行われた。本日は、西田敏行、三國連太郎、浅田美代子、常盤貴子、山本太郎、朝原雄三監督の豪華キャスト陣が勢ぞろいし行われた。

(西田)「撮影現場で多くの人たちに、「ハマちゃん、スーちゃん待っていたよ」といわれ、とても嬉しい。釣りバカ日誌をまっていてくれて嬉しい!」と、感謝に溢れた様子で挨拶をした。

本作で、西田さん演じる「ハマちゃん」が胃カメラをのむシーンがあったようで、そのことに関し、
(浅田)「胃カメラは、この映画でみるような、そんな痛さを感じるものではないと思う(笑)。みなさん、年に1回は受けたほうが良い。」そんなコメントに対し、
(西田)「(胃カメラのシーンに関して)あれは、ドキュメンタリーです!」
とすかさず、つっこみを入れていた。そんな現場の暖かな雰囲気を感じさせるやりとりに、会場内では笑いが起こっていた。

(常盤)「今回初めて釣りバカシリーズに出演させてもらった。この釣りバカ日誌のファンの方がとてもあたたかく、明るいものが好きだったりする方が非常に多いと感じた。そんな国民的人気作品に関わることが出来てとてもよかった。」

(山本)「この釣りバカ日誌シリーズファンの幅広さにびっくりした。お子さんからご年配まで本当に幅広い。そして、こんなに素晴らしい方と共演することが出来て本当にいいことばかりだった」

(竹内)「この作品が自分の地元で撮影だと耳にし、それを聞いて問い合わせたところ、丁度僕の年齢に近い役があるといっており、うまくいった(笑)。西田さんなど大ベテランの方をみて、思わず気持ちが高揚してしまった(笑)。」
本作では、竹内力さんの「魚さばき」は見所とか。懸命に「魚さばき」のお芝居の練習をしたようなので、その手さばきは是非ともお見逃しなく。

映画『釣りバカ日誌』のシリーズ14から監督を務める、朝倉雄三監督。
(朝倉監督)「心配してこの一時間前に入ってしまった。映画館に入ろうとしたら、映画館の係りの方に「困ります」といわれ、「僕は監督です」といった。しかし、「上映中のご入場は・・」と断られてしまった。いかに映画館で作品を大切に上映されているかが伝わった。心配とは裏腹に、こんなにたくさんのお客様がきてくれており安心した。」というエピソードに会場は爆笑だった。

(三國)「ハマちゃんは八棒破れの俳優さんで、まじめにやったらまじめには返さない、素晴らしい俳優」と、長年共演する西田敏行を褒め称えた。

途中、大ヒット祈願として、紅白の「餅まき」がおこなわれた。

(西田)「僕の時代は、テレビというものがなく、映画が娯楽であった。映画は映画館で是非とも見てほしい!」と笑顔で話した。

(Report:大倉真理子)