10月21日(火)に都内のディズニー テレビジョン スタジオにて、お正月映画の大本命とされる話題のディズニー/ピクサー最新作『ウォーリー』のアフレコ収録の模様が公開された。

日本語吹替え版のアフレコに挑んだのは、アニメーションの吹替えが今回初となる草刈正雄(1952年9月5日生)。挑戦する役柄は、700年前に地球を捨てた人間達が暮らす宇宙船の艦長で、さらわれたイヴを追いかけ宇宙へ旅立ったウォーリーと出会い、一緒に地球を守ろうとする重要な役どころ。そして、なんと超肥満ゆえ自分の足で歩くこともできないという推定体重180kgの大巨漢役! モデルとして一斉を風靡し、今も長身で洗練された2枚目俳優として活躍する草刈正雄だけに、そのギャップの凄さに注目が集まる公開アフレコとなった。

宇宙船での一日の始まりを描いたシーンのアフレコ風景を披露した草刈正雄は、そのまま囲み取材に参加。「今回のアフレコの依頼を聞いたとき、興奮した。二つ返事でやらせて!と答えました。けれど、担当するキャラクターを知ったとき、え?この人?と、驚かされた。でも、逆にそのギャップに興味を持ちました」と、アニメーションのアフレコ初挑戦の喜びと驚きを語った。また、「ディズニー映画好きの娘(草刈麻有 クサカリマユウ 1993年4月20日生 女優やモデルとして活躍中)もこの仕事に大喜びだった。ナチュラルにやれば良いんじゃないかと、アドバイスももらった」と家族の反響を伝えながら、「ゴミ出しもするし、掃除もする。料理だけはセンスがないのでやらないけど。おかしい?」と、家庭的な所をアピールし、笑わせた。

役柄や作品については、「本当に機械まかせで何もやらなかった艦長が、ウォーリーと出会い、目覚めていく。そして、地球がやばい!地球を救いたい!と思い行動していく役柄。ウォーリーは本当に可愛くて、目に表情がある。700年間もたった一人ぼっちだったという設定を聞いただけで、ワクワクドキドキするはず。後は劇場で楽しんで欲しい。子供や家族だけじゃなく、カップルなど幅広い人が楽しめる作品。今回の吹替えでは、自分もめいいっぱい楽しんだ」と大絶賛した。

そして最後には、「自分がウォーリーのように一人ぼっちだったら耐えられない」と語る草刈正雄に、記者が「では、ウォーリーとのような大切な出会いはありましたか?」と質問すると、「もちろん奥さんでしょう!」と、熱い発言も飛び出し、映画と同じように終始ハッピーな気分にさせられる公開アフレコとなった。