『Genius Party Beyond』公開記念STUDIO4℃オールナイトがTOHOシネマズ六本木ヒルズにて9月19日(金)より三週連続で行われ、10月3日(金)ついにファイナルを満員御礼で迎えた。

10月11日(土)より公開される『Genius Party Beyond』の先行上映後にはトークショーも行われ、深夜0時半に『Genius Party Beyond』の中の「陶人キット」の田中達之監督と、ボイスキャストをつとめた佐野史郎が満席の観客の前に登場。
 
田中監督が佐野の初主演映画『夢みるように眠りたい』が好きで、その時の探偵役が今回の「陶人キット」の管理局の男・島田というキャラクターの原型であることが語られた。完成した『Genius Party Beyond』を見た佐野は「映画はおもしろいと思ったんですけど、誰が見てくれるのか心配でした。でも本当にいっぱいお客さんが来てくれてますね(笑)」と話し、「『ブレードランナー』とか僕の好きな映画の世界感とつながっている感じがしました」と語っていた。

田中達之監督は、満席の観客と尊敬する佐野史郎を前に「緊張しています」と言いながらも、「島田のオリジナルのイメージが佐野さんだと話したら、スタッフがキャスティングの交渉をして受けてもらえたので、光栄でした」と語りながらも、「佐野さんに演じてもらえるんだったら、ああ、もっとセリフを増やしておくんだったと、アフレコの時後悔しました(笑)」と付け加えた。

トークショーの第2部では、「GALA」前田真宏監督と「次元爆弾」 森本晃司監督が登場し、「俺たちがアニメってこんなことができるんだとわくわくした少年時代の感覚を、観客たちにも味わってもらいたい」とアニメへの想いを尽きることなく語った。

STUDIO4℃のお宝グッズの抽選会では3人の監督が自ら抽選箱から番号を引き、賞品を渡すというサービスぶりに当選者たちは大喜び。朝の6時半過ぎに終了したにもかかわらず、ほとんどの観客が最後までSTUDIO4℃の世界を堪能した。