11月8日(土)より公開される映画『櫻の園 −さくらのその−』の集英社連合試写会において、主演の福田沙紀、武井咲の舞台挨拶が行われました。キャスト2人と同年代の女子高生で溢れる客席は、ゲストの登場に大盛り上がり。初の一般試写会ということで、緊張の面持ちのゲスト二人も、同年代の人には共感を、大人には昔を思い出してほしいと上映前の観客へメッセージを送りました。

福田さん、映画の衣裳で客席の中から登場。拍手で囲まれる。
武井さんがもう一人のゲストとして登場。会場内ざわつく。

福田さん:今日はわざわざおこしいただき、ありがとうございます。一般の皆さんに観ていただくのはこの場が初めてなので、けっこう緊張しています。楽しんで観ていただければなと思っております。
武井さん:よろしくお願いします。(映画初出演ですが?)現場では、緊張と不安で毎日必死でしたが、福田さんにアドバイスをもらいながらがんばりました。

MC:福田さん、初主演作ですが、同年代の子がたくさんいる現場はどんな感じでしたか?
福田さん:女の子がたくさんいて、こちらが恥ずかしくなるぐらい、みんなでわいわいがやがややっていました。1年生グループ、2年生グループ、と学年ごとに分かれていて、映画と同じ感じでした。主演というのはあまりこだわらず、みんなでいい映画にできるようにがんばりました。

MC:福田さんと<桃>の共通点は?
福田さん:映画を観た方からは、クールっぽいと言われるのですが、素に近い自分でやらせていただいたので、自分を見られているようで恥ずかしかったです。ナチュラルに近づけたくて、自分に近いモノを出そうとしました。けっこう桃は、天才肌で自分の意見を持っている子。女の子からかっこいいなと思われる、クラスで1人はいるような子。そういう雰囲気を出したかったんです。

MC:武井さん、福田さんからはどんなアドバイスを?
武井さん:毎日緊張していたので、「緊張してる?」と声をかけてもらっていました。そのおかげで緊張がほぐれました。

MC:武井さん、今は中学3年生ですが、どんな高校生になりたい?
武井さん:映画では部活に打ち込む役なんですが、私も福田さんたち先輩に教えてもらってがんばりたいです。

MC:福田さん、高校生活のアドバイス?
福田さん:学校にはできるだけ行ったほうがよいかも。何が流行ってるのかとか、私は忙しくてあまりついていけてないので……。文化祭とかは、ぜひ楽しんでほしいですね。自分が楽しいなと思うことを楽しむのが一番だと思います。
武井さん:がんばります!!

MS:福田さん、文化祭が近いとの事ですが?
福田さん:今年はきちんと出る予定です。そこだけはしっかりスケジュールを空けました。ダンスコンテストがあるんですが、それに出ます。練習時間がないので、当日に覚えなければいけないんですが、仲間に迷惑かけちゃっているので、死ぬ気でがんばらないと!

MS:最後にメッセージを!!
武井さん:一人一人が一つの事に向かってがんばっていく、青春ストーリーなので、そういう部分を観ていただきたいです。
福田さん:青春映画なんですが、女の子のもどかしい気持ちが描かれていて、女子高生はもちろん、学生特有の悩みが描かれているので、学生は共感できると思います。学生じゃない方は、自分が学生の時どういう悩みをもっていたかな、と思い出してもらえればいいなぁと思います。悩みも思い出になっているはずなので。振り返ってみると、そのときの悩みと今の悩みって、変わっているはずですよね。昔の自分を思い出してもらえたらいいなあと思っています。この作品を見た方、それぞれの感じ方があると思います。実は、本当はここにいる皆さんに感想を聞いてみたいくらいです。皆さんに何か感じとってもらって、やっとお仕事がおわるというか、この作品を作った、と言えるのかなと思います。だから早く観ていただきたい反面、緊張しています。どうか楽しんでください。