7月5日にいよいよ日本公開される『スピード・レーサー』。昨日のジャパンプレミアに続き、30日都内で記者会見が行われ、主演のエミール・ハーシュ、日本語吹替版を担当したKAT-TUNの赤西仁、上戸彩が出席した。

初めの挨拶で上戸は「声を録るときは一番最後だったので赤西さんのセクシーボイスをたくさん聞きながら声を入れさせていただきました。」と赤西の声について感想をコメントすると、続いて赤西は「別に自分の声は全然セクシーボイスとは思ってないんですけど(笑)」と恐縮そうにコメント。

役作りについて質問されるとエミールは「あまりやっていないんだけど(と言いかけて笑いながら)ウソウソ。ちゃんとやったよ。テキサスにあるスピードウェイに行ってプロドライバーにいろいろ話を聞いたり、友達とレースを見に行ったりしたよ。ガレージやピットインするところも全部見せてもらったんだ。実際レースを見たときは、車が走っているところと自分がいるピットがあまり離れていなかったんだ。そういう状況で見ていたんだけど、その時事故が起こっていろいろなものが飛んできて危なかったよ。」と今作の役作りの思い出を語った。

「マッハ号を実際持っていたらどうしますか?」という質問にエミールは「今渋谷に行って靴でも買います。」、上戸は「海の上を走ってみたいです。一瞬で海外のいろいろなところに行けそうなので。」、赤西は「渋滞の時に、車が飛ぶ機能が付いているじゃないですか。それが使えたらすごい便利だと思います。そのうちジャニーさんに作ってもらったり(笑)」とそれぞれの個性が出る返答をした。

アフレコのキスシーンについて話題が上がると、上戸は「キスシーンは周りのスタッフの方にたくさんどうやったらいいのかと聞きながらみんなに見本を見せてもらって本番に挑んだんですけれども、そういうキスシーンに限って音はいらないと言われたのでちょっとホッとしました(笑)」と苦労話を笑顔で語った。その際エミールは自分の手と口を使って音でのキスシーンを再現し、会場は笑いの渦に包まれた。

今作が吹き替え初挑戦の赤西は「全体的に見えないルールがいろいろあって、実際の演技と違うトーンで話さなければいけなかったり、タイミングだったり、オーバーにやらなければならないのでそこはつかむのに時間がかかりました。」と苦労話を語った。エミールはこの話を聞くと「吹き替え版を見るのが待ち遠しいよ!必ず見るから!」と語り、吹き替え版の鑑賞を楽しみにしている様子だった。

フォトセッション時はエミールと赤西が英語で会話している一面も。2人は同い年ということもあり初対面とは思えない良い雰囲気の2人だった。

(Report:Aya M)