『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』等で世界中に夢と冒険を与え続けている、ディズニー/ピクサーから待望の最新作『WALL・E/ウォーリー』が完成し、6月21日(日本時間:6月22日)ロサンゼルスのグリークシアターにて華やかにワールド・プレミアが行われた。
会場となったグリークシアターは、ハリウッドの北に位置する自然公園グリフィスパーク内に位置する野外劇場で、映画『ウォーリー』の舞台が地球を含めた宇宙であることから、星空を眺めながらのワールド・プレミアとなった。

プレミアには、アフレコを担当した女優シガニー・ウィーバーや、監督のアンドリュー・スタントンらが駆けつけた。シガニー・ウィーバーが担当するのは、29世紀の人間達が暮らす宇宙船のホストコンピューターボイス。鮮やかなオレンジ色のシャツにブルーとオレンジのチェックのパンツスタイルでレッドカーペットに登場したシガニーは、「ウォーリーは、本当にキュート」とウォーリーについてコメント。「エイリアン」シリーズの戦う女戦士が印象的なシガニーだが、今回は常に冷静沈着なコンピューターボイスを演じたことについて、「とても楽しくて、リラックスして演じたわ」とのこと。また本作では、シガニーが演じた声を、「スター・ウォーズ」のR2D2声や「エイリアン」の声をはじめ、数多くの≪声≫手がけているサウンド・デザイナーのベン・バートが特殊加工を施していることから、「どんな声になっているのか、とても楽しみ」と語った。
また、レッドカーペットで注目を集めたのは、主人公のウォーリーの実物大ロボット。初めての晴れの舞台とあって、照れた様な表情(?)でレッドカーペットに登場し、集まった取材陣に「ウォーリー」と自己紹介。カメラマンからのリクエストに答えてポーズをとるなど人気を博していた。このロボットウォーリーは、全米公開にむけてキャンペーン活動をしているが、今後は、世界各国へのツアーも予定されている。

『ウォーリー』は、ファインディング・ニモの監督であるアンドリュー・スタントンがメガホンを取り、29世紀の未来の地球と宇宙を舞台に、ゴミ処理ロボット“WALL・E(ウォーリー)”が冒険の旅に出る、壮大なアドベンチャー作品。全米での公開は、6月27日。日本では、お正月映画として12月より公開となる。

【STORY】
29世紀——人類はゴミだらけになった地球を捨て、宇宙に逃れた。荒れ果てた地球に残されたのは、ただひとり——“地球型ゴミ処理ロボット”のWALL・E(ウォーリー)だけだった。700年という気の遠くなるような長い間、ただひとりどんなときもコツコツとゴミを片づけるウォーリー。ある日、そんな一人ぼっちのウォーリーの前に宇宙から現れた、ピカピカのロボット“イヴ”。天使のように美しいイヴに恋をしたウォーリーは、彼女の気を惹くために必死にアピールする。しかし、ウォーリーが見せた“あるもの”を目にした瞬間、イヴは突然動かなくなる。彼女には地球の運命を左右する“重大な秘密”が隠されていたのだ…。宇宙船にさらわれたイヴを救うために、ウォーリーは未知なる宇宙へ旅立つ。それは、想像もつかないほど壮大な冒険の始まりだった…!  

【ワールド・プレミア】
■ 日程:6月21日(土) ⇒ 〔日本時間:6月22日(日)〕
■ 場所:The Greek Theatre(2700 N. Vermont Los Angeles,CA 90027)
<キャスト&スタッフ>
シガニー・ウィーバー(声の出演)/ジェフ・ガーリン(声の出演)/フレッド・ウィラード(声の出演)
アンドリュー・スタントン(監督)/ジム・モリス(製作)/ジョン・ラセター/トーマス・ニューマン/
リンジー・コリンズ(共同製作)/ベン・バート(サウンド・デザイン、特殊音声、ウォーリーの声)