映画初主演の井上和香と西川貴教が同棲中のカップルを演じた『コラソン de メロン』は、映像と音楽の新たなカタチを創造するcinemusica(シネムジカ)最新作。
5月31日(土)にお台場シネマメディアージュにて、映画『コラソン de メロン』の初日舞台挨拶が行われ、主演の井上和香と西川貴教、監督の田中誠が出席した。

井上:「若干、会場が大きすぎて緊張しています(笑)。主演というのが初めてですごく緊張しました。今日みなさんに観ていただけるのが嬉しい反面、不安です。どういう感想を抱いてもみんなに面白かった!って言ってください!キスシーンについては読み合わせの時まではキスするふりでいいと言われていたんです。リハも終わって、さあ本番!っていう時に、どう見ても隠れない位置にカメラがあるなと思って、監督に「もしかしてこれ…?」と言ったら、監督が「うん、する。」って(笑)。芸能界に入って、キスシーンが初めてだったのに、全く心構えも出来ず、私からキスをしなければならなかったので、力加減も分からずに思いのほか強くなってしまいました(笑)。恥ずかしい思いをしました。この映画は近くにいるようなカップルの日常を切り取った作品で、“あー、こういうことあるなぁ”とか、“こういう恋愛はしたくないなぁ”と思う人もいると思います。どのような感想を持ってもらってもいいので、純粋に映画を楽しんでください!」

西川:「初めての映画というこで僕もドキドキしています。初めての映画で初めての主演で、何したらいいんですか!?っていう感じで始まったんですけど、監督がすごくいい空気を作ってくださって、僕みたいな慣れない人間でもやりやすいようにしてくださいました。そんな現場の雰囲気がそのまま画面に映し出されているのではないかと思いますので楽しんでいただければと思います。実は現場に入るまで実際にキスをすることは知らされてなかったんです。映画って角度とかで見せるものなんだなぁって感心していたら、本番直前に監督に「するよ。」って言われて(笑)。お互いに残念な唇なので、“ボヨ〜ン”って反発しました(笑)。たくさんの邦画が出ている中でも、この映画は最高にアットホームです。普段の生活に直結しているような身近な作品ですので、色々なものを感じて持って帰ってくれたらと思います」

田中:「家にあまりにもメロン色のジャージがあったので、本当はジャケットを着て来ようと思ってたんですけど、ジャージにしました。初めから現場は和気あいあいな雰囲気で、同棲カップルのお話なので、お芝居だけでは出来ない雰囲気が出せました。テレビを観ていても勘の良さは分かっていたので、その二人がコラボすれば面白さも2倍3倍になると思っていました。想像以上の面白いキスシーンも撮れましたので、楽しみにしていてください。僕はキスをしなくていいって言ったことを覚えていなくて…(井上・西川に)。でも嫌じゃなかったでしょ? じゃあいいじゃん(笑)。これから観ていただき、どのような感想を持ち、ネットにどのように書かれても私は恨みません。でも面白かったら口コミで広めてくださいね」