青山剛昌原作の大人気コミック「名探偵コナン」は、1994年に週刊少年サンデーで連載をスタート。2009年に創刊50周年をむける本誌の中でも、最も長い連載記録を更新し続けている。TVアニメも2008年3月に放送500回を迎えるなど、その人気は不動のものとなった。
劇場版シリーズ第12弾、最新作『名探偵コナン戦慄の楽譜』では“音楽”をテーマに、「アヴェ・マリア」「アメージング・グレイス」など数々の名曲にのって、コナンが事件を解き明かしていく!

8日(火)に新宿厚生年金会館で開催された完成披露試写会には、なんと1万人を超える応募が殺到! その中から選ばれた幸運の約1100人が客席を埋め尽くす中、声優の高山みなみ(江戸川コナン)、山崎和佳奈(毛利蘭)、神谷明(毛利小五郎)、山本泰一郎監督が登壇し、舞台あいさつを行った。

高山「最初は音楽がテーマと聞いて“えーっ!!”と思ったんです。コナンは音痴ですから……(苦笑)。でもコナンには最大の武器があることがわかるんですよ。それは観てからのお楽しみです」

山崎「コナンが始まってから干支も一回りして、ずっと高校生をやっているのは自分でも不思議な気分です(笑)。このアフレコをしたときは、まだ音楽も何も入っていない状態だったので、私もこれから観るのが非常に楽しみです」

神谷「こんな悪い天気で来てくれる人なんていないかも……と不安でしたが、こんなにたくさんの人たちに来てもらってうれしいです。皆さんのコナンへ対する熱い想いを感じました。私もまさかこんなに長く続くとは思っていなかったのでびっくり。これは皆さんをはじめ、原作のすばらしさ、スタッフのすばらしさがあってこそだと思っています。これからもコナンをどうぞよろしくお願いします!」

そこへ昔からコナンの大ファンだという坂下千里子と山里亮太(南海キャンディーズ)が【コナン応援団】として駆けつけ、花束を贈呈した。本作に少しだけゲスト声優として参加した二人は、「ベテラン声優さんの前では恐縮しちゃうけど、バッチリでした! でも“応援団がなんで小栗旬じゃないのか”とブログに書き込まれました(苦笑)。とにかく楽しくすばらしい映画になっています!」(山里)、「私は先ほど“自分のアフレコシーンがカットされていませんか?”と監督に聞いたところ、“たぶん”と言われました(苦笑)。なので私たちがどこで出演しているか確かめにぜひ劇場に足をお運びください。音楽もたくさん使われているので音楽ファンも必見です!」と、応援団らしく見所もしっかりPRした。

そして最後はやっぱりこの人! 江戸川コナンが「皆さん、本当に今日はありがとう! これを観て僕がただの音痴じゃないことに気づいてね。真実はいつもひとつ!」と締めくくり盛大な拍手の中、上映へと移っていった。

(Report:Naomi Kanno)