ラリーに命を燃やしながら何歳になっても燃え尽きることのない男たちの胸の内に秘めた「夢はあきらめない」という熱いテーマをもとに製作された映画映画『SS エスエス』が公開初日を迎え豪華ゲスト登壇による舞台挨拶が都内映画館で行われた。

本作は東本昌平原作で2000年より小学館コミック館「ビックコミックスペリオール」にて連載されていた同名漫画を主演・哀川翔、監督・小林義則「アンフェア the movie」、脚本・十川誠志「交渉人 真下正義」といったヒットメーカーによって完全実写化されたアクションムービーである。
登壇したのは、哀川翔・酒井法子・遠藤憲一・MEGUMI・中倉健太郎・TEAH・幸将司・加治木ゆりあ・小林義則監督。

最近はもっらぱカブト虫の飼育と多摩川での釣りが趣味と普段のアニキキャラとは結びつけがたい趣味を公言している哀川は「自分も45歳を過ぎて中年と呼ばれるような歳になりましたが(笑)なんとなく元気ないなって思っている人にカツを入れたいと思っているので是非楽しんでください。」と同世代の中年男性たちに観に来て欲しい熱望した。

劇中で哀川の妻・久美子を演じた酒井は「今回は翔さんと共演するのを楽しみにしていました。翔さんとも話していたのですが、次々に夢を追いかけて行く男性は素敵だと思います。どうぞ映画も楽しんで観て行って下さい。」とコメント、男勝りなギラ子を演じたMEGUMIは「よく中年が若者からパワーを貰うって事はあると思うんですけど、この映画は大人の頑張っている姿を見て若者たちが頑張っていくっていう凄くカッコ良い話です。」と映画を絶賛した。また今回の役づくりに関しては今までTVでこなしてきた数々のコントが役に立ったと冗談交じりに語っていた。

哀川とは同い年で本作でもライバルである栗原を演じた遠藤は「さっき気づいたんですけど自前のサングラスで映画に出ていたので今映画のキャラクターのまま出てきちゃったんですよね(笑)今回は珍しく最後まで死なない・殺さない・犯さない役だったんですけど、楽しんでもらえると思うのでぜひ見ていってください。」と茶目っ気たっぷりに話し会場の笑いを誘った。また出演する際に監督から免許の有無を聞かれたが「この映画免許があるかないかレベルの話しじゃないですよね(笑)」と笑いながら話した。

監督の小林義則は「本作は見所がかなり満載です。やりたいことが凄く沢山あったんですけどそれを全部出演者の方々もおかげで上手くまとめることが出来ました。日ごろ大変なお父さんたちに是非観て貰いたいです。」と自身溢れる表情で語った。

最後にこれから映画を見る方へ哀川さんから「ラリーという特赦な世界を映画化しようと思った監督は凄く冒険者だと思います。今回はキャスティングが素敵だしこれが映画なんだなという仕上がりになっています。じっくり観てやってください。」とアニキらしく力強いメッセージを送った。

映画『SS エスエス』を観て忘れかけていた夢を思い出してみてはいかがですか??

(Report:大野恵理)