大槻ケンヂの小説が待望の映画化!映画『グミ・チョコレート・パイン』の初日舞台挨拶が行われた。
80年代を舞台に、冴えない男子高校生の恋と友情を描く青春ストーリーだ。

今作のテーマ曲、電気グルーヴの『少年ヤング』と共に登壇者が登場した。ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督(以下KERA監督)、黒川芽以さん、石田卓也さん、大森南朋さん、金井勇太さん、森岡龍さんだ。

KERA監督自ら司会者のマイクを持ち舞台挨拶がスタート!今作のテーマである青春や撮影現場について語った。

森岡さんは舞台挨拶中「素人か、お前!」とKERA監督から評されるほど、身近に居そうだ。そんな森岡さんのお気に入りシーンでもある、石田さん演じる賢三のオナニーシーン。
「それ撮影した後に黒川が“うまい!”って言ったって本当?」とKERA監督の鋭いパス。黒川さんは思わず言ってしまったことだと弁明した。「石田さんがすごく演技に対して真面目な方なんです。そういうシーンなのに、全く戸惑いなく冷静にやられていて。この人えらいなって思いました。それで“うまい!”って。(笑)」
石田さん本人の心境はというと、「撮影の初日にそのシーンがあったんですよね。初めて会った人の前でやることになって、逆にふっきれましたね。」と熱い役者魂を見せつけた。

大森さんは自身の青春時代を「俺は15歳くらいのとき、有頂天(KERA監督を中心に結成したバンド)聞いて引きこもっていましたね。」と笑いながら語った。
金井さんは今作の舞台である80年代の青春を「今はどんどん多様化する時代ですけど、一つのことに熱中できるってすごいですよね。」と熱く語った。

若者も大人も、それぞれの青春を持ち寄って、80年代の青春を覗いてみよう。

(Report:Hiromi Kato)