映画『本日の猫事情』の初日舞台挨拶が渋谷のQ−AXシネマにて行われた。今作は5匹の猫とイラストレーターのママとの日常を切り取ったハートフルドラマだ。登壇者は大桑マイミさん(ママ役)、平野綾さん(ナレーション、主題歌)中川究矢監督、そして登場するやいなや壇上のポスターをひっくり返し逃げ出す大暴れの猫、スナだ。

●「このように、急にとんでもないハプニングが起こったりする楽しい現場でした(笑)。猫が大好きになりましたね。」とまるで本物の飼い主のような、おだやかな笑顔をみせる大桑さん。平野さんは「本当に猫が好きなので、とても癒されました。私は本編がすべてできあがった状態で声をいれました。ほんわかあったかい作品に関わることができて嬉しいです。」と今作の猫達にメロメロのようだ。

●一方中川監督は「撮影のときは大変で癒されるどころじゃなかったです。なんで猫には言葉が通じないのだと、そればっかり思っていました。」と苦労を語った。撮影現場のスタッフは予測不可能な猫達に赤ちゃん言葉であやしていたそうだ。

フォトセッションのときにカメラに目線をくれないスナ。と思いきや「にゃ〜」という返事だけはする。そんな気まぐれにゃんこに作品同様癒される舞台挨拶となった。

(Report:Hiromi Kato)